年明け4日、ユーロ建て欧州株取引が一斉にロンドンを離れた。「見事なオウンゴールだ。英国は強固な地位を築いていた欧州株取引を失いつつある」。英証券取引大手アクイス・エクスチェンジの最高経営責任者(CEO)、アラスデア・ヘインズは米ブルームバーグテレビで断言した。同社では99.6%が仏パリの施設に流れた。前英首相のテリーザ・メイは2020年12月30日、議会下院で、英経済の8割を占めるサービス業
ベルギーの首都ブリュッセルにある欧州議会で、ブレグジット協定案の承認後、手をつないで別れの歌を合唱する議員ら(2020年1月29日撮影)。(c)Francisco Seco / POOL / AFP 【1月30日 AFP】欧州議会(European Parliament)は29日、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)協定案を承認した。議場では議員らが別れの歌を合唱するなど、感情的な光景が繰り広げられた。 英国は、時にぎこちない状態に陥りながらも、半世紀にわたりEUの一員としての立場を維持。直近の約3年間は緊迫した離脱協議を続けてきたが、ベルギー時間の2月1日午前0時(日本時間2月1日午前8時)、ついにEUを離脱することとなる。 欧州議会の議員らは賛成621、反対49で離脱協定案を承認。英国は今後、EUの各組織から離脱するものの、今年末までの移行期間中はEUの規則の大半に
ジョンソン首相は結果を受け、「離脱関連法は保留する」と述べた。EU側が離脱期間の延期についてどう判断するかを待って、再審議するか廃案とするかを決める。ジョンソン氏は「合意なき離脱への備えを加速しなくてはならない」とも述べ、10月末離脱にこだわる姿勢も示した。 一方で、英政府は法律に基づきEUに離脱期限の延期を申請している。EUのトゥスク大統領は22日の英議会の決定を受けてツイッターに投稿し、「合意なき離脱を避けるため、EU加盟27カ国に英国の申請を受け入れるよう呼びかける」との考えを示した。 22日の英下院では、EU離脱関連法案の大枠での賛否も審議され、賛成329、反対299で可決された。関連法を成立させれば合意なき離脱を避けられるとの見方もある。英BBCによると、最大野党・労働党の19人の議員が賛成に回った。 だが、続いて行われた議事進行動議は308対322の僅差で否決された。通常なら数
【ロンドン=中島裕介】英議会下院は29日、欧州連合(EU)離脱案のうち離脱条件を定めた「離脱協定案」だけを切り離して採決し、反対多数で否決した。離脱期限の5月22日までの引き延ばしが主眼の奇策だったが、与党の造反もあって過半数の支持が集まらなかった。この結果、英政府は4月12日までに今後の離脱方針をEUに示すことを求められ、この日にも「合意なき離脱」が決まる恐れも出てきた。英政府は本来離脱する
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