学校で子どもたちにマスクの着用を義務づけるべきか。新型コロナウイルスの感染者が世界で最も多いアメリカで、保護者の意見が割れている。背景には何があるのか? 新学期を迎えたアメリカをゆく。(ロサンゼルス支局長 及川順) アメリカでは、8月から9月が新たな学年の始まりだ。これにあわせて、新型コロナ対策にあたるCDC=疾病対策センターは、7月下旬、変異ウイルス「デルタ株」が拡大する中、学校の感染対策として、すべての児童・生徒や教職員が屋内でマスクを着用するよう推奨した。
米アラバマ州で集会を開いたトランプ米前大統領が21日、集まった支持者に新型コロナウイルスのワクチン接種を推奨してブーイングを浴びたと米USAトゥデイ紙などが報じた。 昨年10月にメラニア夫人と共に新型コロナに感染して入院治療を受けていたトランプ氏は、退任前の今年1月にいち早くワクチンを接種していたが、その事実を公表しなかったことで批判を受けていた。アラバマ州を含む共和党支持者の多い地域ではワクチン接種率が低いことが指摘されている。トランプ氏の支持者の多くは反マスク派で、この日の集会でもほとんどの参加者がマスクを着用していなかったという。 今年6月から大規模な集会を再開しているトランプ氏は、アフガニスタンからの米軍撤退を巡ってバイデン大統領の対応を「アメリカの外交史上、最大の恥」と痛烈に批判して会場を沸かせたものの、一転してワクチン接種を呼びかけると一部支持者からブーイングが上がったという。
ロックダウンはもちろん、マスク着用にさえ抵抗する動きは世界中で広がっているが、とりわけ右翼によるものが目立つ右翼にはもともと現在の体制への不信感が強く、それによって私生活が拘束されることに拒絶反応が生まれやすいこれに拍車をかけているのが、右翼に典型的な「自分は他人ができないことをできる」という万能感の強さとみられる コロナ第二波、第三波が押し寄せるなか、マスク着用などをことさら嫌い、周囲とトラブルになる人は多かれ少なかれどの国にもいるが、本人がどこまで意識しているかはともかく、コロナ対策の拒否には右翼の思想性を見出せる。 コロナ対策に反対する人々 日本よりコロナ感染が拡大している各国では、ロックダウンなどより厳しい措置がとられているが、それに比例して抗議活動も活発化している。ロックダウンは生活に大きな影響を及ぼすため、様々な立場から批判は出やすいが、なかでも目立つのが右翼によるものだ。 こ
米ミシガン州イプシランティにある米自動車大手フォードのローソンビル工場で、マスクを手にして話すドナルド・トランプ大統領(2020年5月21日撮影)。(c)Brendan Smialowski / AFP 【5月26日 AFP】アメリカのみなさん、これからトランプ医師が診察します──ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は自分が医師でないことは認めているものの、自らの科学的才能については長らく確信しているようだ。そして新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)は彼に数々の自説を試す究極のステージを提供している。 トランプ氏は18日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防策として2週間近くにわたり、抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」を服用していると発表し、衝撃を与えた。トランプ氏はその理由として「良い話をたくさん聞いている」と述べたが、この薬のそうした使用
米ホワイトハウスで新型コロナウイルスに関する定例記者会見を開くドナルド・トランプ大統領(左)とマイク・ペンス副大統領(2020年4月3日撮影)。(c)JIM WATSON / AFP 【4月4日 AFP】(更新)ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は3日、新型コロナウイルス流行の拡大防止に向けた米政府の新たな方針として、国民に対し外出時のマスク着用を推奨すると発表した。 トランプ氏はホワイトハウス(White House)で開いた記者会見で、米疾病対策センター(CDC)が人々に対し何らかの方法で顔を覆うよう要請していると説明。ただ、医療用マスクについては医療従事者が利用できるように入手を控えるよう促した。 トランプ氏は、着用は「任意だ」と強調。「する必要はないし、私はしないことにした。ただ、一部の人々がしたいなら、問題ない」と述べた。記者会見の出席者にマスクをしていた人は
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く