関連キーワード SSD | 半導体ストレージ | ハードディスク | データセンター SSDをHDDの仕様から解放して、その本来の価値を引き出そうとする動きがある。HDD用として使われてきたストレージインタフェースの限界を取り払い、SSDとCPUの関係を根本から見直すことがその狙いだ。具体的に見てみよう。 HDDから解放される“新型SSD”の正体 併せて読みたいお薦め記事 SSD市場の動向 PCが売れなくなっても「SSD」が売れる理由 PCが売れなくても「TLCのSSD」はなぜ売れ続けるのか 企業がNAND型フラッシュメモリを搭載したストレージを使用したい場合は、HDD用のストレージインタフェースにSSDを接続するのが一般的だ。ただしこうした方法では、NAND型フラッシュメモリ本来の、I/O(入出力)などの性能を十分に引き出しにくい。 KIOXIA Americaの技術担当バイスプレジデン
Backblazeが世界各地のデータセンターで使用する総計2558台のSSD(2022年6月末時点)を扱った。これらのSSDは全て、ストレージサーバの起動ドライブとして使われているものだ。 SSDを起動ドライブとして利用しているだけでなく、ストレージサーバが生成するログファイルや一時ファイルを保存する役割も担っている。ストレージサーバの稼働に応じて、ファイルの読み出し、書き込み、削除を実行するため、SSDの負荷は軽くない。Backblazeのストレージサーバでは、従来HDDを起動ドライブとして使用したが、2018年第4四半期にSSDに置き換えた。起動ドライブを更新する場合にもSSDを利用している。今回のレポートでは2018年第4四半期以降のSSDについて扱っている。 SSDの故障率はどの程度なのか 最初に過去2四半期(2022年第1四半期、2022年第2四半期)の四半期データについて、全体
by Sinchen.Lin 長期間にわたって自社データセンターで利用しているHDDの故障率の統計データを公開しているBackBlazeが、新たに、SSDの統計データの公開を開始しました。 The SSD Edition: 2021 Drive Stats Review https://www.backblaze.com/blog/ssd-edition-2021-drive-stats-review/ BackBlazeによると、SSDは2018年第4四半期からストレージサーバーのブートドライブとして利用を開始し、以後、すべての新しいサーバーとHDDブートドライブに障害が発生したサーバーではSSDが利用されているとのこと。2021年12月31日時点でBackBlazeが運用しているSSDは2200台です。 以下は2019年から2021年まで3年間のデータ。2019年は累計4万2522日稼
東芝と東芝デバイス&ストレージのグループは2021年12月27日、HDDの大容量化に向けた次世代の磁気記録技術「共鳴型マイクロ波アシスト記録 (以下、MAS-MAMR) 」を用いて、記録能力を改善できることを実証したと明らかにした。MAS-MAMRはこれまで、記録密度を向上できることが原理的に示されてきたが、実際に記録媒体や磁気ヘッドなどを試作して実証したのは「業界初」(同グループ)だという。今回の成果を実用化できれば、ニアライン向け3.5型HDDで30Tバイトを超える容量を達成できるとみる。具体的な時期を明かしていないものの、30Tバイトを超えるニアライン向けHDDの早期実用化を目指す。 マイクロ波アシスト記録(MAMR、ママー)は、記録時にマイクロ波を記録媒体に照射する記録方式である。ハードディスクの面記録密度を向上させるためには一般に、記録媒体中の磁性体粒子を小さくし、それに伴い記録
例年「HDD/SSD故障率レポート」を公開していることでも知られるBackblazeが、同社が運用するHDDの総容量から、「そもそも故障率とは何なのか?」「バスタブ曲線とは何なのか?」「HDDは何年間使えるものなのか?」について解説しています。 How Long Do Disk Drives Last? https://www.backblaze.com/blog/how-long-do-disk-drives-last/ Backblazeは堅牢(けんろう)でスケーラブルながらも低コストというクラウドバックアップおよびストレージサービスを提供する企業で、その公式ページを見ると、50億個のファイルを900ペタバイト(90万テラバイト)も保存しているとアピールされています。 最高の無制限オンラインバックアップおよびクラウドストレージサービス https://www.backblaze.com
フラッシュメモリを用いたフラッシュストレージは非常に高性能な一方で、容量あたりの価格が高いことが課題でした。 しかし高価なフラッシュメモリも、大量生産と製造プロセスの微細化などによる価格下落により、いつかはハードディスクドライブよりも安価になると考えられていました。問題はそれがいつになるか、でした。 ストレージ最大手のEMCは、それが今年、2016年であると表明しました。 EMCで製品およびマーケティング担当プレジデントを務めるJeremy Burton氏は、日本時間3月1日早朝に行われたイベント「Quantum Leap」において「2016年はフラッシュドライブの価格下落が1万5000回転の高性能ハードディスクドライブの価格下落を追い越す境目の年になる」と発言しました。 「いまやフラッシュドライブの方が1万5000回転のハードディスクドライブよりも安いのだ。 そこでわれわれはここに、20
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く