東京医科歯科大学(医科歯科大)は1月17日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のPCR検査で多くのウイルスコピー数を有し、周囲への感染を拡大する患者「スーパースプレッダー」の決定要因について明らかにしたと発表した。 同成果は、医科歯科大大学院 医歯学総合研究科 国際健康推進医学分野の藤原武男教授を中心に、医科歯科大 救急救命センター、医科歯科大 臨床検査医学分野の研究者らも参加した研究チームによるもの。詳細は、臨床・微生物学・疫学など感染に関連する全般を扱う学術誌「Journal of Infection」に掲載された。 多くのウイルスコピー数を有するスーパースプレッダーは高い感染力と死亡率を持ち、新型コロナだけでなく、SARS(2003年流行)やMERS(2012年流行)など、過去に流行したコロナウイルス類でも確認されており、スーパースプレッダーを早期に同定することは、治療およ