国会というのは言論の府だ。 連日のように法務委員会で入管法の審議をしていて、実は後味の悪い思いをしている。このブログで指摘したように、外国人750万人の指紋+顔写真の強制収集と、日本人・定住外国人の「希望者」に対しての指紋収集およびIC旅券による顔写真のデータベース化についてだ。法案の説明を聞いた瞬間に、私は「海外の捜査機関」からの要求によって、外国人はむろんのこと日本人の「生体情報」もすべて提供されるという構図があると直観した。 前回の15分の審議では、昨年設けられた入管法61条9項を取り上げ、「(法務大臣は)当該要請に係る外国の刑事事件の操作または審判に使用する時に同意をすることが出来る」と書かれているので、当然提供するのだろうと入管局長に問うた。ところが、「ないと思う」「常識的にない」などの曖昧な答弁が続き、法務大臣に精密な答弁を求めていた。 今日の審議では「入管法」の逐条解説(『警