4月25 渡辺努『インフレの時代』(中公新書) 8点 カテゴリ:政治・経済8点 『物価とは何か』(講談社選書メチエ)、『世界インフレの謎』(講談社現代新書)で、物価の面から日本経済に対する鋭い分析を披露した著者の新著。 本書は時評を中心に構成されており、中には外してしまった予想もあるのですが、それを含めて著者の経済の見方、マクロ経済予想の難しさなどがわかる構成になっています。 インフレについては、「よくないこと」という見方が一般的だと思いますが、著者はインフレを日本経済が正常化するために必要なことだと考えており、本書についてはそのあたりの啓蒙的な意義も大きいのではないかと思います。 目次は以下の通り(時評的なトピックが中心の本ですので、細かい目次も載せておきます)。 序 章 新たな時代の始まり第1章 賃金・物価・金利の正常化1 本章の論点2 慢性デフレとは何だったのか3 賃金・物価・金利

