髪の毛に巻き付けられた太陽電池=東京大提供 紙のように軽く、しわくちゃにしても変わらず発電できる「世界最薄」の太陽電池を東京大などのチームが開発し、3日付の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(電子版)に発表した。 開発された太陽電池は厚さ千分の2ミリ。1平方メートルあたり4グラムという世界最軽量でもある。ゴムの板に貼り付け、3分の1の面積になるまでしわを寄せても発電量は変わらなかった。 チームの関谷毅東京大准教授は「同じ面積では屋根の上にあるような硬い太陽電池より効率は悪いが、服にデザインの一部として取り込めば、意識せずに発電できるのでは」と話す。 関連記事〈日刊工業〉田淵電機、子会社にパワコン開発施設を開設−太陽電池との接続検証(2/28)住宅用の蓄電システム(2/24)〈東洋経済〉東リが現在高、主力株の重さみて発電する「日よけ」材料視(1/10)砂から太陽電池、砂漠で発電