けっこう好きな人いますよね。 古い本のにおい。 それにしても、どうして本は歳をとると、あの独特の匂いをさせるようになるんだろう? そんな不思議をイギリスの大学が調べたところ、紙にインクが印刷された瞬間に様々な化学反応が始り、揮発性物質や有機化合物を空気中に発生させていて、本が光と湿気にさらされている間中その過程が促進され、最終的にあの匂いをつくりだしているんだそうです。 特に、19世紀と20世紀に印刷された本は、製紙用パルプで使用される化学物質と酸性のインクのために、あの匂いが発生しやすく、本が黄ばんだりボロボロになりやすいという事が分かりました。一方、知られているうちで最古のプリンターで印刷された500年前の原稿は、紙に使われている化学薬品の量も種類も少ないため、近年印刷されたものより長持ちし、あの匂いがでずらいんだそうです。 なので、本を長持ちさせたいなら涼しくて、乾燥していて、直射日