シャアのガルマへの友情を認めたテレビ版を富野監督は封印したがっているのだろう。 「もっと自分は、シャアは強くなければいけない」 テレビ版のガンダムにはシャアの、冨野監督の本音が詰まりすぎているのだ。 今回は岡田斗司夫の同人誌「BSアニメ夜話裏話」に掲載されている日記をご紹介します。 BSアニメ夜話「機動戦士ガンダム」の放送で、岡田が何を語ったか、あるいは何を語りたかったかのレポートです。 心の奥まで一気に切り込んでいくような富野由悠季論は、「作り手」と「受け手」という関係を超えた、「制作者」と「評論家」と言う立場を超えた、熱い思いを感じさせます。 「今の富野監督にとってのガンダムより、自分が受け取ったガンダムが、ホンモノ」という主張は、二次創作が当たり前の現在、ようやく「奇異」にみえなくなってきた気がします。 ****************************************