ファンケルは既存顧客を掘り起こすために「マーケティングオートメーション」を導入した。マーケティング担当者が販促キャンペーンのシナリオを独力で実装・検証する。顧客1人ひとりに対して最適なキャンペーンを迅速に実行することが可能だ。休眠期間に応じて内容を変えたメールマガジンを送付し、反応率が従来比で1割向上した。 化粧品のネット販売での戦いが激しさを増している。資生堂など対面販売を主力としてきた大手がネット戦略を強化する一方で、製薬会社など異業種からの参入も相次ぐ。 早くからネットに力を入れてきた“老舗”のファンケルは2013年11月、「マーケティングオートメーション」と呼ばれるIT(情報技術)ツールを導入した。SAS Institute Japan(東京・港)の「SAS Marketing Automation」を採用し、米アマゾン・ウェブ・サービスのクラウド基盤上で動かしている。 同ソフトは
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