8月7日(現地時間)、英ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われたロンドン五輪男子サッカーの準決勝。関塚隆監督率いる日本五輪代表はメキシコ代表と対戦して1―3で敗れ、初めての五輪決勝進出を逃した。 しかし、まだメダルを手にするチャンスは残されている。本日(日本時間では11日未明)に英カーディフで行われる3位決定戦で韓国に勝利すれば、1968年のメキシコ五輪以来、44年ぶりの銅メダルを獲得する。 一方、準決勝でブラジルと戦って0―3で敗れた韓国にとっては、五輪で初のメダル獲得を目指す戦いとなる。 アジアの宿敵を相手に関塚ジャパンはどのような戦いを挑むのか。3位決定戦の行方を占うために、データに基づいてメキシコ戦を振り返ってみよう。 メキシコ相手に完敗した真因 試合後のメディアの報道では、敗因を日本選手の疲労や一瞬の気の緩みが招いた失点に求める声が少なくない。確かにいずれも敗戦の一因ではあろ