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ブックマーク / blog.kazuhooku.com (4)

  • 論理削除はなぜ「筋が悪い」か

    「論理削除が云々について - mike-neckのブログ」を読んで。 データベース設計において、「テーブルの書き換えをするな、immutableなマスタと更新ログによって全てを構成しろ」というこの記事の主張はモデリング論として全く正しい。 だが、残念なことに、ディスクやメモリが貴重な資源だった時代の技術であるRDBは、そのようなモデリングに基づいて設計されたデータベースには必ずしも適していない。 第一の問題は、RDBに対してなされる様々な「更新」(トランザクション)は不定形(どのテーブルをどのように修正するかはアプリケーション依存)だという点。不定形な「更新」を時系列にそってRDBに記録していくのは、設計と並走性の点において困難あるいは煩雑なコーディングが必要になる(というか、そのような「イベント」による「変化」はREDOログに書き、その更新された「状態」をテーブルに反映していくというのが

  • GitHub で submodule ではなく subtree を使うべき理由

    GitHub には、タグを打つとソースパッケージを自動的にリリースするという機能があります。スクリプト言語においては、それぞれの言語について一般的なパッケージ管理システム注1があるため、この機能を使うことが少ないかと思いますが、デファクトのパッケージ管理システムが存在しないC等の言語で書かれたプログラムや、単独で動作する管理用のスクリプトを GitHub で開発・配布する際には、機能はとても便利なものです。 しかし、この機能は git-archive コマンドのラッパーとして実装されているため、サブモジュールのファイルが含まれないという問題を抱えています。この点は GitHub の人たちも認識しているものの、今のところ GitHub で独自に対応するということは考えていないようです注2。 私がこの問題を 知ることになったのは、picojson の issue で指摘を受けたからです。pi

    moqada
    moqada 2015/04/09
  • 拡張可能なWeb APIの設計原則と、バージョン番号を使う理由について

    APIのバージョニングは限局分岐でやるのが良い - Hidden in Plain Sightにはブコメしたのですが、Rebuild: 35: You Don't Need API Version 2 (Kenn Ejima)でも件に言及があったようなので、少し一般論を書いておきたいと思います。 ■Web APIの設計原則について そもそも、良いAPIとはどのような特性をもつものでしょうか? 一般的に、以下の2点が挙げられると思います。 拡張が容易である 拡張時に後方互換性を破壊しない ウェブの場合は、これに加え、 スケーラブルである HTTPに起因する問題に上手に対処できる ことが求められます。 前2者はウェブに限らない要件です。これを満たす設計手法としては、 リクエストおよびレスポンスのパラメータを拡張可能に 互換性を壊す拡張が必要な場合は、関数名を変える 古い関数は従来と同じ機能を

    moqada
    moqada 2014/03/12
  • パスワードが漏洩しないウェブアプリの作り方 〜 ソルトつきハッシュで満足する前に考えるべきこと

    ■■序論 徳丸さんのスライド「いまさら聞けないパスワードの取り扱い方」に見られるように、昨今、ウェブアプリケーションの設計要件として、サーバ内に侵入された場合でもユーザーのパスワードをできるだけ保護すべきという論調が見受けられるようになってきました。 上掲のスライドでは、その手法としてソルトつきハッシュ化を勧めています。しかしながらスライドに書かれているとおり、ソルトつきハッシュには、複雑なパスワードの解読は困難になるものの、単純なパスワードを設定してしまっているユーザーのパスワードについては十分な保護を提供できないという問題があります。そして、多くのユーザーは適切なパスワード運用ができない、というのが悲しい現実です。 ソルトつきハッシュを使った手法でこのような問題が残るのは、ウェブアプリケーションサーバに侵入した攻撃者がユーザーの認証情報をダウンロードして、認証情報をオフライン攻撃するこ

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