東京・神楽坂に一軒の書店がオープンした。その名は、「かもめブックス」。運営するのは、書籍専門の校正会社「鴎来堂」(東京都新宿区)だ。全国で1日1軒というスピードで書店が消えている今、なぜあえて「街の本屋さん」なのだろうか。オープン間もない「かもめブックス」を訪ねた。 神楽坂駅(矢来口)を降りてすぐのところに、「かもめブックス」はある。ガラス張りのエントランスを入ってすぐにカフェ「WEEKENDERS COFFEE All Right」。コーヒーを淹れる音が聞こえてきた。カフェに隣接する雑誌の棚を見ながら、奥へ奥へと進んで本棚の連なりを抜けると、一番奥はギャラリー「ondo kagurazaka」となっていた。「かもめブックス」は書店とカフェとギャラリーが“同居”している空間だった。
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