ドイツ文化への全く新しい画期的入門書! 通常、音楽史と美術史はそれぞれ個別に論じられることが多く、また、「クラシック音楽と西洋美術」などと題されていても、同じ時代の作品をただ併記するだけで、両者の表現方法などに深い考察を加えることはほとんどない。各時代にはその背景にもとづき、ジャンルを超え、共通する様式や形式があるのではないだろうか。 本書は、このような視点から、音楽、絵画、ドイツ社会史それぞれの関連性を読み解いていく。それぞれの領域に関心のある読者の知識をつなぎ、ドイツの文化と社会に対する一層の理解を促す良質な新しいタイプの、ドイツ文化入門書! はじめに 凡例 第Ⅰ章 中世・ルネサンス 1 事物の要だけに関心を向ける フォーゲルヴァイデ《パレスチナの歌》とジョット《ヨアキムの夢》 2 自然な感情の発露――「個」としての人間と故郷の絵画 イザーク《インスブルックよ、さようなら》とレオナルド
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