今年1月からフジテレビ系「月9」ドラマとして、香取慎吾主演の「西遊記」が放送されたのは記憶に新しいところ。初回でいきなり29.2%の高視聴率を叩き出したあと、回を重ねるごとに徐々に視聴率は下げたものの、終わってみれば平均視聴率22.8%の大成功を収めたなりよね。作品の内容をめぐっては賛否の「否」のほうが大きかった印象なりが、ターゲットの年齢を従来の「月9」視聴者層よりも下げたことが功を奏し、普段ドラマを見ない層を巻き込むことに成功したなりよ。この成功に気を良くしたフジテレビは映画化を決定。今秋クランクイン、来夏公開のスケジュールをにらみ、準備が進められているなり。 賛否の「否」の意見を唱えていたのは、やや年齢が高めの層。「月9」のイメージとはかけ離れた香取慎吾版の「西遊記」に反発したほか、香取慎吾版を見れば見るほど、かつて堺正章が主演した日本テレビ版「西遊記」の存在感が際立った、などの理由