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ブックマーク / hpo.hatenablog.com (34)

  • 「殺人ザル」読了、又はいかにしてペリクレスがリベラリズムを語ったか - HPO機密日誌

    書は、経済学的な見地から人類一万年の経済史を見ている。書は、敢えて「徳の起源」、「繁栄」と言ったマット・リドレーの展開する進化心理学と、永続するための性質の保存という意味での「利己的遺伝子」の論を避けている。この試みは、野心的で興味深く、政治、行政に関わる方々にとっては絶賛に値するのだろう。一般読者としては、この姿勢の結果、経済学から見れば未だに克服できない人類の外部性への無知と無視の実例を延々と述べられている書の大半の部分が「中だるみ」と感じてしまう。 殺人ザルはいかにして経済に目覚めたか?―― ヒトの進化からみた経済学 作者: ポール・シーブライト,山形浩生,森正史出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2014/01/10メディア: 単行この商品を含むブログ (11件) を見る ちなみに、読了して経済の外部性とは、他者と協力することが大変苦手であった私たちの祖先「殺人ザル」

    「殺人ザル」読了、又はいかにしてペリクレスがリベラリズムを語ったか - HPO機密日誌
    morutan
    morutan 2014/02/04
    ダイアモンド-リドレー系の生物、経済巨視ジャーナリズム的なゆめひろがりんぐ。「部族でいがみ合っていた人類は、どのように協調し、繁栄を手にしたのか」 http://bit.ly/1dnyAYe 協力、信頼、創発。囚人のジレンマとかかな
  • 公と互酬 - HPO機密日誌

    網野善彦さんと阿部謹也さんの対話がだいたい終盤に来た。id:morutanさんに書を教えていただいてから、何ヶ月たったことか。 中世の再発見―対談 (平凡社ライブラリー (66)) 作者: 網野善彦,阿部謹也出版社/メーカー: 平凡社発売日: 1994/08メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (11件) を見る 書のクライマックスは「公」をめぐる8章であろう。阿部氏のこの辺の発言が大切かと。 ですから、相互の授受というか、互酬の関係は、日でもいまだに人と人を結ぶ普遍的で日常的な関係で、どこの世界にもあるんだけれども、ヨーロッパがなぜ十一世紀以降大きな変化を示したかというと、互酬の関係のなかで、お返しは天国でする、つまり死後の救済というかたちでそれをいったん普遍化したうえで返すという回路をつくったところに、非常に大きな変化が生まれた原因があるんじゃないか

    公と互酬 - HPO機密日誌
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    morutan 2010/04/06
  • パイドロス ふたたび 考証編 - HPO機密日誌

    前回は、文に触れるだけの(!)時間がなかったので、非線形科学としてのギリシア哲学として、いかに古東先生が書いていらっしゃるかを考証したい。 パイドロス ふたたび - HPO:機密日誌 現代思想としてのギリシア哲学 (ちくま学芸文庫) 現代思想としてのギリシア哲学 (ちくま学芸文庫) 作者: 古東哲明出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/04メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 14回この商品を含むブログ (15件) を見る 始めの原動力は、「在ること」への驚愕だ。 この世があり、この生がある。その<在る>ということの凄さ・神秘の告知である。この地球という星があり、そこに人が生きてあり、森羅万象が在ることの<<在りえなさ>>の覚醒である。 それは、まさに世界がカオスの縁にいるという驚愕だ。 雲が飛び、波が打ち寄せ、人が波乗りをしているこの情景こそが自分の身近にある「カオスの縁

    パイドロス ふたたび 考証編 - HPO機密日誌
    morutan
    morutan 2009/11/17
    『その通時的ポリフォニー形成にさいし、選択肢となるのが、膨大な「身体図式」である。』
  • エチカ、自己消失、そして、ネットワーク - HPO機密日誌

    「自分」という意識など放り出してしまわないと、生き生きとした生命の力にはたどりつけない。そう、マルクス・アウレリウスが教えてくれた。 古東先生の「現代思想としてのギリシア哲学」の終章の「あたかも最期の日のように−−−M・アウレリウス」を繰り返し読んでいる。 現代思想としてのギリシア哲学 (ちくま学芸文庫) 作者: 古東哲明出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/04メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 14回この商品を含むブログ (15件) を見る このわたしという存在は、それがなんであろうと結局はただ、肉体とすこしばかりの息(プネウマ)と、内なるト・ヘーゲンモニコン(指導的部分)よりなるに過ぎない。 古東先生は、これはアウレリウスの「自己消失」なのだという。先日、古い友と話したように認知科学や脳科学の知見からいっても「私」など幻想に過ぎない。いきいきとした情感、私の「身」全体

    エチカ、自己消失、そして、ネットワーク - HPO機密日誌
    morutan
    morutan 2009/11/17
    『古東先生はなおかつありとあらゆるものが「同一の平面」に存在しているために関係性を結ぶことができるのだという。死からよみがえってきた者には生成と消滅としてあらゆるものひとつの平面上に存在するのだろう』
  • パイドロス ふたたび - HPO機密日誌

    id:morutanさんから、ご紹介いただいた「現代思想としてのギリシア哲学」を勉強している。 現代思想としてのギリシア哲学 (ちくま学芸文庫) 作者: 古東哲明出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/04メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 14回この商品を含むブログ (15件) を見る 古東先生の古代ギリシアの横断記を読んでいるとどうも北米を横断しながら「クオリティの哲学」を語る「禅とオートバイ修理技術」のパイドロスが言っていたことが疑わしくなる。 禅とオートバイ修理技術〈下〉 (ハヤカワ文庫NF) 作者: ロバート・M.パーシグ,Robert M. Pirsig,五十嵐美克出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/02メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 15回この商品を含むブログ (37件) を見る なんといったらよいのだろうか。パイドロスが次第に目覚めてい

    パイドロス ふたたび - HPO機密日誌
    morutan
    morutan 2009/11/13
    なんかまたコメント長くなるかもしれないwのでいちお
  • 長寿は幸福か? - HPO機密日誌

    「長生きが地球を滅ぼす」を読了した。ご紹介いただいたむっちゃんさんに感謝。 「長生き」が地球を滅ぼす ― 現代人の時間とエネルギー ― 作者:川 達雄発売日: 2006/01/20メディア: 単行 代謝量と寿命の問題が書かれていた。人間ではなく動物の場合の体の大きさと代謝量が3/4乗の関係にあることは、「生き物たちは3/4が好き」に出てきた。 d.hatena.ne.jp 生き物たちは3/4が好き 多様な生物界を支配する単純な法則 作者:John Whitfield発売日: 2009/01/29メディア: 単行 代謝量から考えると、ヒトは同じ大きさの動物が生存に必要なエネルギーの40倍を消費している。しかも、通常の代謝量から考えられる30年という寿命を大幅に超えて生きることを自分自身の環境を造りこむことで可能にした。 書は、ここから一歩も二歩も先に進め、ヒトの時間を丹念に考えている

    長寿は幸福か? - HPO機密日誌
    morutan
    morutan 2009/11/08
    この話はけっきょく文明と自然というか、人(ミーム)と遺伝子という話になるのかな。現代の日本人に当てはめるとそれは余暇(休日)の問題ともいえるわけで、独身も絡んできてこの辺おもろいですよ http://bit.ly/320ZEr
  • 時間の加速と人間圏 - HPO機密日誌

    今日は、松井孝典先生のご講演を聴いた。「宇宙人としての生き方」など、以前から大変興味を持っていた。 大絶滅を生き延びた我らの先祖のために: HPO:個人的な意見 ココログ版 お話されたのは、一般向けだったため「人間圏から見た文明論」のほんの入り口だけであったのが残念。それでも、システムとして惑星を見れば、なぜ38億年前に液体の水が存在したかとか、土星のタイタンのメタンの海の話など大変興味深かった。 なかでも、ヒトという種が自ら築き上げた「人間圏」という視点から、いかにエネルギー消費を増やすことで「加速された時間」を我々現代人が生きているかという話をされていた。 偶然っちゃ偶然だけど、まったく同じテーマで書が書かれている。 「長生き」が地球を滅ぼす ― 現代人の時間とエネルギー ― 作者: 川達雄出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ発売日: 2006/01/20メディア: 単行

    時間の加速と人間圏 - HPO機密日誌
    morutan
    morutan 2009/11/07
    なんかコメント長くなってきてつづきそうなので | いまはハイパーゲゼルシャフトについて
  • HPO:機密日誌:ネットワーク思考のためのブックガイド

    って、いまさらな企画かな? ・ダンカン ワッツ: スモールワールド・ネットワーク―世界を知るための新科学的思考法 スモールワールド・ネットワーク―世界を知るための新科学的思考法 作者: ダンカンワッツ,Duncan J. Watts,辻竜平,友知政樹出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ発売日: 2004/10メディア: 単行購入: 2人 クリック: 73回この商品を含むブログ (82件) を見る ・アルバート・ラズロ・バラバシ: 新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く 新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く 作者: アルバート・ラズロ・バラバシ,青木薫出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2002/12/26メディア: 単行購入: 40人 クリック: 594回この商品を含むブログ (207件) を見る ・安冨 歩: 貨幣の複雑性―生成と崩壊の理論 貨幣の複雑性―生成と

    HPO:機密日誌:ネットワーク思考のためのブックガイド
    morutan
    morutan 2009/05/29
    ネットワーク本。そいや読んでないのもけっこうあるなぁ
  • 急転直下、あるいは経済学は生物学に学ぶべきか? - HPO機密日誌

    株のあまりのもろさに驚いた。*1 マーケット:日経済新聞電子版の投資・金融コーナー より 決算基準日だからといって、日々の株式の値動きに心とらわれていはならない。より全体的な株式市場の流れは確かに景気の変動と相関関係にあるのは事実だろう。そして、長い目で見れば景気の変動の人口動態は関連があるといってもよいのではないだろうか? 以前から株式相場の変動を、個体群生態学の手法を使って予測できないかと考えていた。生物のエネルギーの流れと、市場経済における貨幣の流れは同じ原理−−−フラクタルであり、べき乗則−−−に従うのではないだろうか。 経済の質は物流か?情報流か?貨幣流か? - HPO:機密日誌 先日は、個体群生態学で使われるロジスティック式を使い世界と日の人口をフィットさせるこころみを行った。統計学的厳密さをもとめるべくもなく、それだけの技術ももう私にはないがある程度妥当性があるので

    急転直下、あるいは経済学は生物学に学ぶべきか? - HPO機密日誌
    morutan
    morutan 2009/04/03
    株式市場の動きはありさん運動的にシミュレートできるか?、的話
  • 通貨がなくとも商人がいれば市場は成り立つ - HPO機密日誌

    言葉はたぶん全く違うが、安冨先生がごの中で証明していた。 貨幣の複雑性―生成と崩壊の理論 作者: 安冨歩出版社/メーカー: 創文社発売日: 2000/11メディア: 単行購入: 2人 クリック: 9回この商品を含むブログ (19件) を見る *1 貨幣とは所詮選択の塊にすぎず、個々の取引の主体がなにを欲望するかという情報を伝える手段にすぎない。欲望の情報を伝えるに十分に有能な商人がいれば、個々人特有の商品を貨幣を介さずに交換することは可能だ。この有能な商人はネットという手段を使えば十分に実現可能だ。 事実、現在の不況をきっかけに貨幣ばなれが米国で進んでいるという。 The IRTA estimates that transactions worth $10 billion were completed in America last year, with 250,000 compani

    通貨がなくとも商人がいれば市場は成り立つ - HPO機密日誌
    morutan
    morutan 2009/04/03
    情報学的にはお金の動きやお金というメディアの意味(意義)までわかるようになって完成だと思ってるんだけどいまだにわからん。。
  • いや、だから... - HPO機密日誌

    官製不況が続いているってなぜわからないんだろう?規制をゆるめれば、いまが一番内需拡大できるチャンスなんだけどなぁ。 中川財務・金融相は最近の日経済について「(年末にかけて)これほど急激に景気が悪くなるのは想像を絶する状況」との認識を示し、財務省原案はこうした厳しい経済情勢に対応したものと説明。「この予算が経済悪化をい止め、世界に先駆けて上向きになるとの願いを込めた。効果が出れば、(経済が)反転するという意味で歴史的な予算になる」と期待感を表明した。 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35559620081220?feedType=RSS&feedName=topNews 田中先生がおっしゃっているのは「そのとおり!」と叫びたくなるくらい正しい。 「グローバル資主義の危機で、日でもグローバル化した企業の方がダメージ」ですが

    いや、だから... - HPO機密日誌
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    morutan 2008/12/22
    建築業界も外資の影響が強くなってるので不況の影響受けた、な話 + α
  • 「戦後官僚の起源」 - HPO機密日誌

    実は夏から準備していた。どうにも途中で気が乗らなくなり、提出しないままになってしまった。論文といっても、この日記などで書き散らしたにすぎない内容だが、せっかく話題になっていることだし一応載せることにした。 ごくごく地味に募集された今回の懸賞論文が、空幕長更迭という事態を迎えるほどの大事件になってしまった。そもそも募集をした主体はかなり右派で有名であった。私が準備したのも、その路線なら多少過激なことを書いても許されるであろうという目論見があったからだ。それが、これだけの重大問題になってしまったのは、これは実は佐藤優さんにとっての「国策調査」と同じ意味を持つからではないだろうか? 国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫) 作者: 佐藤優出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/10/30メディア: 文庫購入: 35人 クリック: 235回この商品を含むブログ (204件) を

    「戦後官僚の起源」 - HPO機密日誌
    morutan
    morutan 2008/11/07
    「戦後、改革によってもっとも恩恵を受けたのは誰か?」って話。権力(?)の分散の過程がメディア権力(?)の分散過程(cf.H.イニス)に似てるかな、とか思った
  • そもそも日本国憲法は一院制を前提としていた - HPO機密日誌

    いいかげん白洲家から卒業しないとと想いつつ読了。 風の男 白洲次郎 (新潮文庫) 作者: 青柳恵介出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2000/07/28メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 60回この商品を含むブログ (118件) を見る つくづく日は翻訳文化だと思い知る。なんつったって憲法まで翻訳だからね。 「白洲次郎の日国憲法」を読んだ時に、GHQ案では一院制であったかになぜ気付かなかったか自分で不思議。 白洲次郎の日国憲法 (知恵の森文庫) 作者: 鶴見紘出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/01/06メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 4回この商品を含むブログ (16件) を見る

    そもそも日本国憲法は一院制を前提としていた - HPO機密日誌
    morutan
    morutan 2008/09/23
    これと「プリンシプルのない日本」 | princiipleは個人主義的な意味の起源的な意味ではないか、と http://twitter.com/kimarx/statuses/932258712 http://twitter.com/kimarx/statuses/931487110 http://twitter.com/kimarx/statuses/932277493
  • はてなと共同通信社の差 - HPO機密日誌

    共同通信社の全国緊急電話世論調査で先日のアンケートと似た質問があったので、比較した。 はてなアンケート 共同通信社 差 修正値 修正後の差 自民党 35.00% 38.40% -3.40% 47.64% -12.64% 公明党 3.00% 2.50% 0.50% 3.10% -0.10% 民主党 36.00% 34.90% 1.10% 43.30% -7.30% 日共産党 13.00% 1.70% 11.30% 2.11% 10.89% 社会民主党 7.00% 1.90% 5.10% 2.36% 4.64% 国民新党 1.00% 0.40% 0.60% 0.50% 0.50% 新党日 5.00% 0.80% 4.20% 0.99% 4.01% 合計 100.00% 80.60% 100.00% *1 時間があればもちょっと考察したい。年代別の傾向にやはりはてな村と実際との間が出ているよ

    はてなと共同通信社の差 - HPO機密日誌
    morutan
    morutan 2008/09/05
    はてなは共産党が多い?
  • 寄り合い社会 - HPO機密日誌

    「日という方法 おもかげ・うつろいの文化 (NHKブックス)」を読んでも、読んでも、読んでもおもしろくないのでがっかりしていた。私は、松岡さんの語る日文化の数々を大好きで、はてなのグループをつくったほどだった*1。 おもかげの国 うつろいの国 が、書も後半の「来」と「将来」に入り、おもしろさが一気に加速している。いろいろ考えることがあるが、今日はひとつだけ。 いま現在の日の姿の「来」を考えるのに江戸文化から始めるというのはそのとおりだろう。現在の行政の在り方などほとんど江戸時代そのままだと私も感じる。ただ、江戸時代の株仲間と現在の株式会社を比べるのは少し違うと思う。 私は今日の株式会社がまるで避けるように年に一度の株主総会に汲々としている理由がよくわかりません。 株仲間は株式会社へつながったのではなく、業界団体や企業集団の内部の利権調整組織へと進化(?)したように私には思える。

    寄り合い社会 - HPO機密日誌
    morutan
    morutan 2008/09/03
    「日本的な株仲間は株式会社に繋がったのではなく内部の利権調整組織へとつながったのではないか」「寄り合いにも大人な感性が必要」 | いろいろ思うところあったのでメモ的にコメントした
  • いわゆる富裕層と貧困層の間で時間の余裕が逆になっている件 - HPO機密日誌

    Danさんのスピーチを見て結構しゃれじゃないなと思った。 考えてみると、私の周りの他人から見たら明らかに富裕層な方々はみんな忙しげ。「今年は月に1度しか休みがとれなかったよ」とか、「つきあいでさ、平日は夜中まで仕事、土日もつきあいゴルフ、家族といっしょにいる時間なんてないさ」とかいう人が多い。忙しいことを自慢にしている感じがするほど。生活に余裕のある当に当の富裕層な方というのは、どこか違う場所に生息していらっしゃるのだろうか?というか、誰もが自分が富裕であるのは自分が才能があって、努力しているからだと証明しないとならないというフォビア(脅迫症)にかかっているよだ。 逆に、「貧困」だと自他ともに認めてしまう人達には案外時間があるような気がしてならない。「泥のように」働かないと当に生きていけない人たちってあまり知らない。ゲームとかみんな大好きなようで、電車でフリーターっぽい格好のおにいさ

    いわゆる富裕層と貧困層の間で時間の余裕が逆になっている件 - HPO機密日誌
    morutan
    morutan 2008/07/25
    びみょーだったのでコメントしといた。この辺とあわせると味わい深いかも(有閑階級は常に保守的で、収奪を本性として好み、好戦的。これは一番下層階級の思考と共通する)http://tinyurl.com/6lhyvu
  • 小さきもの、弱きものへの慈悲 - HPO機密日誌

    関連することを以前書いた気がするのだけれど、キーワードがどうしても思い出せずエントリーが見つからない。出てきたのは、id:fromdusktildawnさんへトラバしたエントリーだけ。 人間の文明以前には、べる、べられるの関係しか個体の間で存在しなかった。そんな状態であっても、うすっぺらなヒューマニズムみたいなものではなく、分裂さんが主張されるようなべる=べられるという闘争関係=パワーゲームの渦中であっても動的な調和の状態は存在したのだと、私も信じている。 闘争、そして、太極へ - HPO機密日誌 弱いものと強いものは世の中に常に存在する。これは好むと好まざるとに関わらず永遠の真理だ。 個体の集まった組織についても、事情は変わらない。強い組織もあれば、弱い組織もある。強い組織は大きくなり、弱い組織は消えて行く。 以前は、組織を維持すること自体が社会を安定に保つこと、繁栄に貢献するも

    小さきもの、弱きものへの慈悲 - HPO機密日誌
    morutan
    morutan 2008/03/07
    近親相姦のアレと同じで共同体維持のためのリソース循環みたいなイメージがある。あるいはより小さい視点でみると持つものがやっかみをうけないための再分配(=品格)とか
  • 「負の所得税」 - HPO機密日誌

    経済の専門家でもなんでもないので誤訳しまくりにしかならないがチャレンジしてみる。 元ネタ ワーキングプアを救済する方法 @ 池田信夫 blog [拙訳] In economics, a negative income tax (abbreviated NIT) is a method of tax reform that has been discussed among economists but never fully implemented. It was developed by Juliet Rhys-Williams in the 1940s and later by United States economist Milton Friedman in 1962 in Capitalism and Freedom. Negative income taxes can imple

    「負の所得税」 - HPO機密日誌
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    morutan 2008/02/16
    『負の所得税とは、最低限の収入の保証するシステムを実施もしくは補填することができる。』
  • 世代を分けて政策を考える - HPO機密日誌

    選挙のシステム考えるのも大事だけど、じゃあ政策として年寄りと対抗する若者は何を主張すべきか考えるのことが大事では? 税制 : 相続税 税率の累進性を思いっきりあげて、国の借金を返済に使う。古代ローマでも相続税はとても大事な税だったと聞く。その代わりに相続税を多く納めた人は国会議事堂に名前をプレートで刻んであげるとか。ごく少数の若者が楽しみにしていた相続財産を受け取れなくなるが、多数にとっては国の財政を破綻させずにランディングさせることができ有利。 税制 : 揮発油税の暫定税率 人口が減っていくし、首都圏にますます人は増えていくわけだからこれ以上地方に道路を作る必要はない。道路があれば将来的にメンテナンス費用はますますかかるようになるわけだし、移動する量は若者と年寄りでは若者の方が圧倒的に多いわけだから、暫定税率をやめることは若者に有利になる。 年金 : どうせもらえなくなるとあきらめている

    世代を分けて政策を考える - HPO機密日誌
    morutan
    morutan 2008/02/16
    いちおの素描として。お金の使いどころ各論
  • 「えーっ、国が変わっていくなんて聞いてないよ!」 - HPO機密日誌

    つくづく思うのだが、いろいろな改革だとか変革とか言いながら、どっちへ国が行こうとしているのかさっぱりわからないということが根的な不安を産んでいるのではないだろうか? 米国からの構造協議でいわれたままにやるならやるでいい。しかし、その結果どっちへ行こうとしているのかの姿がちっても見えてこない。グローバルに開かれた社会にもっていくのか、自由競争絶対、一極集中絶対の国土になるのか、安心安全といいながら職が次々に奪われているようにみえるけど、なんかあったらすべて国が社会保障してくるのか、いっそ米国の51番目の州になるのか、中国の属国になるのか、ロシアの南の港になるのか、自分の生活がどのようになっていくか、国がどっちへ向いていくのか、アホな私にはちっとも分からない! ブッシュ大統領と小泉総理大臣が、規制改革および競争政策に関する分野別および分野横断的な問題に焦点を絞ることにより経済成長や市場開放を

    「えーっ、国が変わっていくなんて聞いてないよ!」 - HPO機密日誌
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    morutan 2008/01/28
    コメント欄の鎖国の話でパラダイス鎖国思い出したり http://tinyurl.com/2l22ea http://tinyurl.com/33w98s