上級者に真の上級者と僭称上級者がいることを前回話しました。 今回はそれに似た初心者の話。 TRPGゲーマーの中には、2~3のゲームをそつなくプレイし、GMができるゲームが1つはあるという十分即戦力になる技量がありながら初心者を自称している人が結構います。場合によってはそれ以上の経験がありながら。 そういう人ってのは、プレイ経験を問われればつい「いやいや、僕はまだ初心者ですよ」と答えてしまいます。何度か遊んでいるゲームでも「まだ初心者です」と断ってしまうし、初心者卓など立とうものなら本当の初心者を押しのけてでも入ってしまいます。 彼ら「まだ初心者」組は扱いに難しいところがあります。 初心者を名乗っても経験は中級者ですから、GMの問いかけに答えるのが主の模範的初心者プレイヤーの行動から一歩抜け出し、ちょいとクセのあるキャラクターを作ったり、小粋な演技をしようと試みます。 初心者卓のGMとしては