純文学やSF界隈は正直に言って市場として失敗してしまった。 見た目だけは立派かもしれないが。 彼らが失敗したのは自分たちが好きなジャンルの中で悪い評判を受けるものを積極的に排除してしまったがためだ。 この作品は差別主義的だから純文学じゃない この作品は性的すぎるから純文学じゃない この作品はハードじゃないからSFじゃない この作品は設定に矛盾があるからSFじゃない もしこのような行為、あるいはジャンルのなにか特定の部分のみをあげつらい切断しようとした時 そのジャンルの崩壊が始まる。 最後には力ある集団が好むもののみが残りそのジャンルは砂に埋もれ消え去るだろう。