違法薬物売買用のネット掲示板を多数開設したとして、覚せい剤取締法違反(営利目的譲渡ほう助)で兵庫県警薬物銃器対策課に逮捕、起訴された無職男(36)が調べに対し、自身も偽密売情報を書き込み、1500万円近く稼いだと供述していることが26日、分かった。覚せい剤の購入希望者には塩を、大麻には茶葉を郵送していたといい、まさに「偽違法薬物詐欺」といった手口。ただ“被害者”が名乗り出にくいためか、詐欺容疑での立件はされていない状態という。 兵庫県警薬物銃器対策課の調べによると、男は逮捕時、長野市在住で無職。9月27日、違法薬物を売買するためのネット掲示板を多数運営し続け、密売を手助けしたなどとして覚せい剤取締法違反(営利目的譲渡ほう助)容疑で逮捕された。 10月中旬、違法薬物密売情報が書き込まれていることを知りながら、それを掲載させ続けたなどとして同法違反(広告ほう助)で起訴された。違法薬物をめぐり、