感想戦で対局を振り返る羽生善治名人=青森県弘前市の藤田記念庭園で2011年5月18日午後9時9分、竹内幹撮影 青森県弘前市の藤田記念庭園で17日から行われた、第69期名人戦七番勝負第4局(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛、弘前市、弘前市教育委員会、第69期将棋名人戦弘前市実行委員会後援)は18日午後9時8分、133手で羽生善治名人(40)が挑戦者の森内俊之九段(40)に勝ち、今期名人戦初白星を挙げて1勝3敗とした。残り時間は羽生18分、森内3分。第5局は5月31日、6月1日、兵庫県宝塚市の宝塚ホテルで行われる。 相矢倉の序盤戦から羽生が攻勢し、森内が受ける形に。封じ手の1四歩(67手目)をはさみ、羽生が攻め続けた。 森内も馬を作る手厚い受けを見せたが、2日目の午後になって羽生に形勢が傾いた。解説の松尾歩七段は「2六銀(82手目)や1七歩(84手目)あたりにおそらく原因があっ