県が二月七日までと設定した新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急対策期間は二十六日、折り返しとなる。県内の新規感染者数は一定の減少が見られる一方、医療機関の病床は逼迫(ひっぱく)した状況が続いている。県は緊急対策期間の終了や延長について、感染者の発生状況や医療提供体制などを見極めて判断する考え。 県内の二十四日までの直近一週間の新規感染者数は百五十五人で、前週の二百十六人と比べ六十一人減少した。緊急対策期間が始まった今月十三日から四日連続で新規感染者数が三十人台後半と高止まりしていたが、十八日以降は新規感染者数が十人台となる日が四日間あるなどやや減少している。 ただ、確保病床四百六十九床に対する使用率は高い水準が続いている。入院予定を含めた病床使用率は十三日現在の63・1%に対し、二十四日現在は56・5%で6・6ポイント減少したが、政府の対策分科会が示すステージ4(爆発的感染拡大)の指