同じく昨日、カルビー株式会社の株主総会が行われ、会長兼CEOの松本晃氏の退任が決まりました。 松本氏は最近、インタビュー記事での「高プロ容認」と取れる発言が注目され、ネット上で批判の声が上がりました。 元の記事がこちら。 私自身は、松本氏は高プロに積極的に賛成しているわけではないと推測しています。 ただ、「残業手当という制度をなくせば、(長く働いたって給料は増えないのだから)社員は短時間で効率の良い働き方をするようになる」という主張が、高プロ推進派にとって援護射撃になっているのは確かでしょう。 では、高プロの特徴である「残業代なし」の世界に放り込まれたら、労働者は自主的に労働時間の短縮に向かうのか? 否。私は、高プロは長時間労働の解消手段にはなりえないと考えます。 「残業代」は残業をする理由のひとつではあるとしても、日本の労働者が残業するのには、それ以外の根深い要因があるからです。 日本の