一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2016年4月14日、国内外で発生するコンピュータセキュリティインシデントに関する調査結果を発表した。2016年第1四半期(1月~3月)に受け付けたインシデント報告件数は、前期比33%増の4587件に達した。 このうち、JPCERT/CCが国内外の関連するサイトとの調整を行った件数は、同44%増の2955件だった。ただし前年同期との比較では、報告数で33%減少し、調整件数では4%減少した。 JPCERT/CCでは、2016年第1四半期に発生したインシデントをカテゴリで分類し、その動向を調査した。スキャンに分類される、システムの弱点を探索するインシデントが39.9%、Webサイト改ざんに分類されるインシデントが30.6%を占めたという。 フィッシングサイトに分類されるインシデントは15.6%だった。このうち、フィッシ
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