アジア圏で普及し続けている国産メッセージアプリ『LINE』。しかしこの『LINE』は何故かヨーロッパ圏では爆発的に普及を見せようとしない。一部スペインで既に普及し1000万人のユーザーが居るがそのほかはさっぱりである。普及しないにはなにか理由があるのでは無いだろうか? その理由としては『LINE』よりも普及しているアプリの存在がある。それは『WhatsApp』というメッセンジャーアプリで2009年5月に開始されたもの。ヨーロッパだけで無くアジア圏も網羅しており、もちろん日本語にも対応している。 アカウント制度は『LINE』に非常に似ており電話帳を同期させその中の友人を自動登録するというもの。『LINE』よりも先なのでこちらが先駆けだろうか。1年目は無料で使うことが出来るが、2年目からは99セントの利用料が発生する同アプリ。その代わりに一切の広告が表示されない。 この『WhatsApp』が『
知床半島を海上から見て回る船に乗ったことのある人はご存じだと思う。カモメたちが甲板に立つ観光客の手の届くところまでやってきて、競うようにカルビーの「かっぱえびせん」をくわえていく。その間、船はエンジンをゴンゴン鳴らして水面を強引に引き裂きながら前に進むが、カメモは風に乗ったグライダーのようですらある。羽ばたきもするが、オホーツク海の強い風と重力のバランスを上手くとっている。 大自然のまっただ中で暮らす鳥や魚はもちろんだが、地上生物でさえ自然法則を十二分に活かしている。『運動会で1番になる方法』という本を企画したときに、著者の深代千之さんに教えてもらったのは、「カンガルーは速く走っているときのほうが疲れない」というお話だった。ゆっくり動くときは筋肉を使うが、速く走るときは「靱」をバネにゴムボールのように跳ねていくので、疲れないのだ。 それに比べると、人間が使う機械というのは、なんとも効率の悪
週刊エコノミストの1/20号に宮田加久子先生の「学者が斬る/ネット社会で高まる「クチコミ効果」」という面白そうな記事が載っていたので入手して読んでみた。 ネット時代のクチコミに関してスノーボールサンプリング法で調査をした結果として、消費者を情報環境から3類型に分けていた。それによるとネット経由の情報接触が中心でマスコミ接触が低いネット駆動型は35%でその逆のマス広告接触が主体の受動型の29%を上回っている。最近既存の広告メディアの不調が伝えられているがそれを裏付けるような数字だ。この受動型の人は新聞広告やインターネット広告で得た情報を他人に積極的に伝えるのにテレビ広告で得た情報は伝えていない可能性も提示されているが、すると一時期流行ったテレビとネットの連携による「後で検索」よりは新聞紙面の「詳しくはネットで」のほうが効果が高いということになるのだろうか。 この記事で一番面白かったのは、ネッ
NetNews の世界の fj ニュースグループ群の古い記事を公開します。 GalaxyやASKSといったWeb上のサービスで公開されていた記事を保存していたものです。 JUNET時代の1980年代末から1990年代末ぐらいまでの古いものを集めました。 主として技術関係のニュースグループしか保存できていません。 また、当時の実際の流通分に比べると、このアーカイブが捕捉している記事の量はそう多くはありません。 現在、このアーカイブを含んだより大きなアーカイブ Unified fj NetNews Archive を公開していますので、その利用も考えてみてください。 付随するニュースサーバと検索システムは現在停止しています。 1. 閲覧と検索 1.1 アーカイブの取得 tar + gzip でまとめたアーカイブは、Ring Serverのソフトウェアライブラリ http://www.ring.
『急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則』マルコム・グラッドウェル著、高橋啓訳を読み終わりました。 この本は、ティッピング・ポイント(tipping point)を3つの原則から解き明かしています。 【ティッピング・ポイント】 THE TIPPING POINT あるアイディアや流行もしくは社会的行動が、敷居を越えて一気に流れ出し、野火のように広がる劇的瞬間のこと。 (p.3) この三つの特徴のうち、第三の特徴――すなわち、感染の勢いはある劇的な瞬間に上昇したり下降したりすることがありうるという考え――がもっとも重要である。(略) なんらかの感染現象において、すべてが一気に変化する劇的な瞬間を、本書ではティッピング・ポイントと呼んでいる。 (p.20) そのティッピング・ポイントには、「少数者の法則」「粘りの要素」「背景の力」の3つの原則が関わっているとの
1. ゆずり合うこと TCPはネットワーク帯域を他のTCPセッションと譲り合います。 TCPには、ネットワークが混雑(輻輳:ふくそう)してくると、送信されるパケット量を減らす仕組みがあります。 この譲り合いがあるからこそ、現在のインターネットは多数の人間が同時に使えています。 同様に、現実世界においても無理な競い合いを行うよりも譲り合いを行った方がスケーラビリティが上昇します。 2. 信頼はきめ細やかな確認応答で実現されること TCPでは、信頼性を確保するためにAck(Acknowledgement、確認応答)を送信してデータの到着を伝えます。 TCPのセッションが確立している間は、Ackが細かく送受信され続けます。 このきめ細かな確認応答が信頼の根幹であると言っても過言ではありません。 現実世界においても、きめ細かく応答を行う事が重要です。 メールなどを受け取っても、全く返事をしない相手
筆者:佐藤 洋志氏 みずほ情報総研コンサルティング部マネジャー。ITコーディネータ。企業内の情報共有や情報活用のあり方を中心に,戦略策定などのコンサルティングを展開中。 経営や実業の世界では,2005年にフランスの欧州経営大学院(INSEAD)教授のW・チャン・キム氏とレネ・モボルニュ氏により発表された著書「ブルー・オーシャン戦略」が一つのブームになった。同じパイ(市場)を奪い合い血みどろの競争を行う「レッド・オーシャン」(赤い海)に対して,顧客へ新たな付加価値を提供し,既存製品との競争を無意味なものとする「ブルー・オーシャン」(青い海)を目指すべきだというのがその趣旨である。 この書が大きな話題となったのは,主張の明確さや分かりやすさ,事例の豊富さ(例えば,既存の理髪店市場に対して15分で散髪する「QBハウス」などが挙げられた)に加えて,実践的な分析や発想転換のためのツールが提供されたた
で、やっぱり貸し出しの記録が残るのは、私は嫌だなあ。 「耳をすませば」は大好きだし、ああいう出会いがあるのはすばらしいと思う。 でも、私が中学のとき図書館で借りた本のリストが他人に知られれば、きっと私の人生は破滅するよ。 図書館学の門をたたく - 貸し出し手続きとプライバシー 「図書館の利用履歴を秘匿したい」と思うことは、特におかしなものではない。なので、利用履歴によって他のユーザーとつながろうとするなら、プライバシーを守ることとの両立を意識しなければならない。利用履歴の1件ごとにユーザー自身が公開・非公開を選ぶとか、図書館が持つ利用履歴のデータとは別に各ユーザーが自身の履歴データを保存・編集するような機能が必要だろう。また、難解な本の利用履歴ばかり残すことで知的な自分を演出したり、尖った本ばかり読んでいるように見せかけて優越感ゲームに挑むというような、中二病チックな楽しみ方も期待できよう
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Game Developers Conference 2007も会期3日目となり、本日より本格的な技術セッションが開始となった。それに合わせ、ソニー・コンピュータエンタテインメント・ワールドワイドスタジオ社長フィル・ハリソン氏の基調講演が開催された。ハリソン氏は、「GAME 3.0」という新たなビジョンを示しつつ、GAME 3.0のビジョンに沿ったプレイステーション 3(以下、PS3)向け新サービスおよび新タイトルを発表した。 将来のビデオゲームビジネスは“GAME 3.0”に移行する 基調講演開始前には、後述する「LittleBigPlanet」で登場するサッカーボールを使ってミニゲームで盛り上がり開始を待つ 基調講演の冒頭、ハリソン氏は、次世代Webサービスの総称である“Web 2.0”の例を示しつつ、これからの新たなビデオゲームビジネスのビジョンとして“GAME 3.0”というコンセ
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