「氷河特急」の運行が25日再開し、脱線事故の現場近くの駅では事故車両(右奥)を横目に多くの観光客が到着した=フィーシュ、稲田写すスイス南部フィーシュで24日、事故を起こした車両の撤去後に路線の修理をする作業員たち=ロイター 【フィーシュ(スイス南部)=稲田信司】スイス南部の「氷河特急」の脱線事故で、スイス当局は25日、事故原因の究明作業を本格的に開始した。氷河特急はこの日、運行を再開した。 原因調査は、バレー州警察から連邦政府の鉄道事故専門部局に移され、24日に現場から撤去された脱線車両などの詳細な検証が近くの車庫で始まった。地元紙によると、機関車については首都ベルンで脱線時の速度など運行記録を調べる。運転士からの事情聴取も進めている。 運行会社のマッターホルン・ゴッタルド鉄道(MGB)担当者は24日の記者会見で、事故原因について(1)線路や枕木などインフラの不具合(2)列車の整