みなさん、こんにちは。 ファイナンシャルプランナーの山田英次です。 前回は65歳まで月額40万円の生活をすると、2億円近いお金が消えていくことが判明しました。しかし、ご夫婦はまだたくさんの支払いをしなくてはなりません。 所得税や住民税、社会保険料など、意思に関わらず支払いを求められるものもありますし、住宅や教育費、レジャー費用など、ご夫婦の考えや状況に基づいて支払うものもあります。前回、“田中さんが使えるお金はあと1億800万円”と書きましたが、はたして、この金額で人生を楽しむことはできるのでしょうか。 人生には解決しなくてはならない経済的な課題がいくつかありますが、今回は比較的“軽い”課題について考えてみたいと思います。 2月も終わりに近づきつつある週末の朝、結婚して1年たった田中さん夫婦はクルマの購入を考えています。今回は、田中さん夫婦がクルマを保有する選択をした時のコストを考えていき
本コラムでは流行や社会現象の裏にあるメカニズムに光をあてていく。今回は牛丼戦争をとりあげたい。 2011年の年明け早々、牛丼3社がそろって値下げキャンペーンに踏み切った。1月11日からの7日間、吉野家では111周年記念謝恩セールとして牛丼並盛りを380円から270円に値下げ。競合のすき家は同じ日程で280円の並盛を250円に、松屋フーズも牛めしの並を320円から240円にすることで対抗した。 キャンペーンが終わった今でも、牛丼チェーンの安値は変わらない。吉野家は焼き豆腐や糸こんにゃくの入った牛鍋丼を開発して280円の価格設定で販売を始めたことで、今や牛丼3社どこでも200円台で食事ができる状況である。 これだけの価格戦争が起きれば各社とも疲弊しそうなものだが、実はそうでもない。この戦争には「値下げを仕掛けると儲かる」というメカニズムが内包されているからだ。それを説明するのが今回のコラムの狙
第68回ゴールデン・グローブ賞(以下、GG賞)が2011年1月16日に発表となった。最優秀作品賞・ドラマ部門では、下馬評通り『ソーシャル・ネットワーク』が選ばれた。最優秀監督賞もこの作品のデヴィッド・フィンチャーが受賞している。1月26日にノミネート作品が発表されたばかりのアカデミー賞の前哨戦と言われるGG賞。これを制したことで、『ソーシャル・ネットワーク』はオスカー獲得に一歩前進したという印象だ。 “いまが旬”の『ソーシャル・ネットワーク』 『ソーシャル・ネットワーク』は、ハーバード大学在籍中にソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)フェイスブックを興した天才ハッカー、マーク・ザッカーバーグを描いた物語だ。ユーザーが5億人を超えて世界最大のSNSとなったフェイスブックは、どのようにして誕生し、成長していったのか──「世界最大のソーシャル・ネットワーク・サービスを作った若き天才の“ソー
「ラリーカーとフォークリフトを比べるから、わからなくなる」 納富廉邦氏(以下、納富):で、話は戻りますけど、手帳術なんて、そりゃ人それぞれである。 高畑正幸氏(以下、高畑):人それぞれであるんだけれども。やっぱりそれなりに、先駆者が作ってきた、ある程度いい方法というのがきっとある。例えば鈴鹿のサーキットを攻めるのであれば、アウトコース走っててコーナーに来て、ブレーキングをしてインにはまって、アウトインアウトで抜けていくのが一番速くて。この時に何速から何速に変えるみたいなのが、サーキットって、それぞれのポイントでほぼ決まってるわけですよ。ここは何速でいかなきゃダメだというのが決まってる。 舘神龍彦氏(以下、舘神):それまでにそこのラインにどうやって入るかみたいな。 高畑:そう。ほとんど理想のラインはあの中で決まっていて、別にどう走ったっていいじゃんって思うかも知れないけど、スピード出そうと思
みなさん、こんにちは。西友の富永です。 「売れる理由は必ずある!」と銘打ち、ヒット・ブームの仕組みを探る本コーナー。前回は「価格コミュニケーションとは何か」について考えましたが、今回はその続編として、実際に西友で行っている施策「KY(カカクヤスク)」に触れていきたいと思います。 2008年秋、西友はEDLP小売店として商品全体を競争力のある価格で提供していながら、安い小売店としてはあまり理解されていない、という状況でした。いわば商品価格に先行投資をしたにも関わらず、それが売り上げにつながっていない状態であり、早急にマーケティングコミュニケーションによりお客様の認知変容を促進する必要があったということです。 この当時解決しなければならなかった課題は、以下のように整理されます。 ●特売に依存せず、価格認知を形成する ●品質認知は低下しないようにする ●上記を達成しながら、ウォルマートの理念 "
前評判通り、今年のCES(Consumer Electronics Show 2011)で最大の目玉はタブレット端末だった。有名、無名のメーカーを合わせ、実に85機種ものタブレットが出品されたと見られる。いずれも、昨年来のiPadブームに便乗したものだが、タブレット端末はその形が「板(スレート)状」と単純なだけにデザインでは区別し難い。このためメーカー各社は、iPadをはじめライバル製品との差異化を図るために苦心している様子がうかがえる。 例えば、米インテルのブースに展示されていたサムスン電子製タブレット端末(プロトタイプ)は、いずれ製品化された際には、出荷時にユーザーがOS(基本ソフト)を選べるようになる。選択肢は「Windows 7」「Android」、そしてLinux系のオープン・ソースOS「MeeGo」の3種類だ。搭載されるCPUは、コードネームが「Oak Trail」と呼ばれるイ
定額で同じキャリア間の通話がし放題となる「通話定額」のサービスは、ウィルコムやソフトバンクモバイルを中心に多くの人に利用されている。だが、この通話定額サービス競争も、各社の取り組みにより、新たな次元に突入しようとしている。ここ最近の通話定額サービスの動向についてまとめてみよう。 “同じキャリア同士で長時間通話”の限界 これまでの通話定額サービスは、同じキャリアの携帯電話同士で通話した場合のみ、無料でし放題になるというのが大きな特徴であった。24時間定額で通話が可能なウィルコムの「新ウィルコム定額プランS」や、21時~翌1時以外の通話が定額となるソフトバンクモバイルの「ホワイトプラン」、指定した3人までの通話が定額となるauのオプションサービス「ガンガントーク(指定通話定額)」などがそれに相当する。 こうした通話定額は現在でも人気のあるサービスだが、弱点もある。1つは、同じキャリア同士でしか
いよいよ迫った正月休みは、来年の仕事運を占う重要な期間。そこで、より“できる”ビジネスパーソンになるためにお薦めのデジタルグッズ10商品を、予算2万円で厳選して紹介しよう。 (文/安蔵 靖志=家電製品総合アドバイザー)
フーターズの日本1号店と、ウエートレスの「フーターズガール」。フクロウのロゴが目印。彼女たちがチアリーダー姿をしているのは、創立時のオーナーがアメフトチームのファンだったから(画像クリックで拡大) 25日のオープン当日は、本場のフーターズガールのサイン会が行われたこともあり、開店前に100人以上の行列が出来た。行列のなかには女性や子ども連れ家族の姿もあった(画像クリックで拡大) その名も「HOOTERS(フーターズ)」。世界で450店舗以上を展開する米国のチェーン店が、満を持して日本に上陸したのだ。すでに昨日のオープン当日には、開店前に100人以上の行列ができるほどの人気ぶり。日本にもフーターズの隠れファンが相当数いるとみられており、今後ヒットしそうな勢いだ。 このフーターズ、日本のレストランとはまったく違う“常識外れ”のサービスが売り。そこで写真を多数交えながら、フーターズの特徴や、今後
前回のケータイ(音声端末)の売れ筋に続いて、今週はデータ通信端末をテーマにしたい。データ通信にもケータイと同じようにいくつかのキャリアがあり、対応端末によってそのキャリアが敷いた通信網が利用できるようになる。キャリアや端末、契約コースなどによって、使えるエリアや通信速度、利用できるサービスが変わるが、どこでもネットに接続したいというニーズを満たす道具であることに変わりはない。 では、全キャリアを総合した売れ筋端末をみていこう。ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaでは以下のようなモデルが人気を集めていた。なお、価格はコース加入の値引きを適用しない標準タイプを記載している。
トヨタ「プリウス」のハイブリッドシステム構成図(左)。パワーユニットは1.8Lエンジンに2基の電気モーターと電気式CVTを組み合わせる(右)(画像クリックで拡大) トヨタ自動車とマツダ株式会社は2010年3月29日、「プリウス」のハイブリッド技術ライセンスを供与することで合意に達したと発表した。 この合意を基に、マツダは現在開発を進めている次世代「SKY(スカイ)エンジン」とハイブリッドシステムを組み合わせ、日本国内でハイブリッド車(HV)の開発、生産を行う。13年までに、日本からハイブリッド車の販売開始を目指している。 プリウスのハイブリッドシステムの主要パーツは、エンジンと2基の電気モーター、電気式CVT、電力制御回路、ニッケル水素バッテリー。マツダ版ハイブリッド車は、エンジン以外はプリウス向けパーツを流用して、マツダ製エンジンに合わせたチューニングを施すのだろう。 トヨタは97年に世
米国のSNS大手Facebookは、日本向けの携帯電話向けサービスを本格展開する。まず米国本社のエンジニアを常駐させる日本事務所を2月2日に開設した。今後、日本の携帯電話の環境に合わせた新たなサービスを開発する。開始時期などは未定だ。 Facebookのヘッド・オブ・インターナショナル・グロース、ジャヴィア・オリヴァン氏が日経トレンディの取材に対して明らかにした。同社が米国以外のオフィスに本社のエンジニアを派遣するのは初めて。日本国内でも積極的に携帯電話向けサービスを展開して、国内の大手SNSに対抗する。 2008年5月にスタートした日本語版Facebookは現在約100万人のユーザーを抱える。ただ、さらに利用者を拡大するには、国内の大手SNSと同様、携帯電話向けサービスの拡充が不可欠となる。日本のモバイル環境に合わせた新たなプラットフォームを開発するための拠点として日本事務所を開設した。
・安いけどVAIOらしいデザイン ・約9時間の長時間バッテリー ・CULV機としては充実スペック ・64ビット版のWindows 7を搭載 昨年の冬商戦から徐々に人気が高まりつつあるCULVノート。ソニーも春商戦で、13.3型ワイド液晶を備えた新シリーズ「VAIO Y」を投入してきた。実売価格11万4800円前後ながらソニーらしくデザインにこだわった。性能面もCULVノートの中では最高クラスだ。魅力的な価格のVAIO Yシリーズはどれだけ使えるのかチェックしていこう。 安くてもVAIOらしさは捨てない! CULVノートとは、インテルの一般消費者向けのCore 2 DuoやCeleronを搭載した7~13万円前後の低価格なノートパソコンのことだ。CULVはConsumer Ultra Low Voltageの略。薄型でバッテリー駆動時間が長い製品が多い。Atomを搭載したネットブックより処理
景気低迷、ボーナスカット……。収入増を見込めない状態では、出費を抑えるしかない。毎月支払う固定費なども含めて家計の“仕分け”が必須。そこで大きなウエートを占めてくるのが保険の見直しだ。 生命保険や医療保険の見直しは、自分には関係ない。結婚や出産といった数少ないライフイベントのときに検討すればいい──。そう思っている人も、ぜひ目を通してほしい。保険商品を何度か乗り換え、特約が山ほど付いている人。あるいは保険ショップなどで入念に見直しをしたつもりで満足している人。どちらも実は見直しが必要な可能性が高いからだ。あなたは知らず知らずのうちに“損”をしているかもしれない。例えば生命保険の場合、見直せば1年で10万円以上の保険料を浮かせられるケースもある。 見直しは、「加入中の保険の保障額が本当に必要かどうか」を見定めるところから始まる。何かあったときに手にする保険金が足りないのは困るが、必要以上の額
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