すべては予想されたとおりだった。国際サッカー評議会は、ゴールかノーゴールかを判定するテクノロジーの導入には反対し、EURO12本大会で審判5人制を採用することは認めたのだ。5日にウェールズで行われた評議会の第125回会議で決定した。 FIFAのゼップ・ブラッター会長が、EURO12本大会での審判5人制を認めたのは、UEFAのミシェル・プラティニ会長がその戦いに勝ったということだ。一方で、ゴールかどうかを判断するためのテクノロジーの導入については、FIFAもUEFAも一致団結して跳ね退けている。 2月にチューリヒで行われたテストの結果、10社の中でFIFAの要求を満たせる実験結果を残せたところはなかった。そのため、評議会は各社に対し、もう1年実験することを呼びかけている。 この決定は政治的に解釈しなければいけないだろう。現状を維持しつつ、時間を稼ぐ(もしくは捨てる)ためのやり方だ。ブラッター