日本現代建築の歴史で特別な位置を占める東京の中銀カプセルタワービルが解体される/Yoshikazu Tsuno/AFP/Getty Images 日本の現代建築として最も特徴的な建物の一つ、中銀(なかぎん)カプセルタワービルが、月内に解体される見通しとなった。建物の新たな所有者らが明らかにした。 人目を引く作りの同タワービルを巡っては数年にわたり不確かな状況が続いていたが、今回の決定がそれに終止符を打った形だ。かつては都市生活の未来像を提示していたその構造物も、最近は破損に見舞われていた。 1972年に完成したタワービルは、工場組み立ての144のユニットをコンクリート製の中核部分2棟の周りに配置したデザインとなっている。個々のユニットは広さ10平方メートルの「カプセル」で、舷窓(げんそう)を思わせる丸い窓が付いているのが特徴だ。カプセル内にはそれぞれ電化製品や家具が備え付けられている。 タ
![現代建築の象徴的存在、東京の中銀カプセルタワービルが解体へ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8ab7b1697a20b038f4d5be6afa2bad29a54f5171/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.cnn.co.jp%2Fstorage%2F2022%2F04%2F05%2Faffa5825a543de1677bf0e8fe2532e36%2Fnakagin-capsule-tower-super-169.jpg)