5月19日・20日、東京国際フォーラムにて「富士通フォーラム 2016」が開催された。展示場では、サーバー・ストレージなどのIT機器はほぼ姿を消し、クラウド・モバイル・ビッグデータ・IoT・AI関連技術で構成されるデジタルサービス基盤「MetaArc」をはじめ、社会に貢献するIT技術を中心に紹介していた。 テーマは「ものづくり」「社会インフラ」「ワークスタイル変革」「暮らし」「モビリティ」「医療・健康」「小売・物流」「金融サービス」「デジタルマーケティング」「セキュリティ」「食・農業」「スポーツ」だ。そんな多岐にわたる展示の中から、特に「Zinrai」と呼ばれる技術に注目してみたい。 同社グループが30年にわたって取り組んできたというAI(人工知能)技術だ。 「Zinrai」としてAI技術を体系化 Zinraiは、富士通研究所が中心となり1980年代から継続的に取り組んできたAIの実用化に

