10代少年の墓が見つかったギリシャ・ペロポネソス半島。写真はポルト・ヘリ(2011年8月12日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/VASSILIS PSOMAS 【8月11日 AFP】ギリシャの山でこのほど発見された約3000年前の墓が、当時、神へのいけにえとして人が捧げられていたことを示す希少な証拠である可能性が出てきた。考古学者が10日、明らかにした。 男性のものとみられる10代若者の骨が埋葬されていたこの墓は、ペロポネソス(Peloponnese)半島にあるリュカイオン(Lykaio)山の山頂で、2004年より同地域で発掘作業を続けてきたギリシャと米国の調査チームによって数週間前に発見された。 地元考古学局のアンナ・カラパナギオツ(Anna Karapanagiotou)局長は、「今回の発見は、このような古代の儀式に関する、さらなる解明の糸口になるだろう」とアテネ(Athe