安倍晋三元首相は生前、「東北の復興なくして日本の再生なし」と訴え、東日本大震災からの復興に取り組んできた。発災当時、自民党は野党だったが、安倍氏は同僚議員らとトラックで被災地に入り、支援活動を行った。非業の死から1週間が過ぎても、東北各地では安倍氏を悼む声が続いている。安倍氏の支援活動や復興に取り組む姿を間近で見てきた、自民党の亀岡偉民(よしたみ)衆院議員(比例東北)が語った。 ◇ 「安倍先生は、常日ごろから『政治家は命をかけてやるべきものだ』と話していたが、『(日本が大変厳しい)こんな時に、この場所で…』と、一番無念に思っているのは本人ではないか。日本の損失。極めて残念だ」