アニメーションの業界団体である、日本動画協会のデータベースワーキンググループがまとめたものだ。動画協会加盟団体の売上推移をまとめたこのグラフからいくつかの傾向を読み取ることができた。 ビデオグラム売上の落ち込みが激しい 一方、劇場の売上は伸びている 商品化や配信の売上も伸びている しかしそれらの伸びは、全体の落ち込みを補うには至っていない 劇場・配信の売上が伸びているにも関わらず、全体の売上は落ち込んでいること、そしてその傾向は海外販売でより顕著に表れていることも別のデータで示されている。 今回はこのデータをまとめた増田弘道氏に話を聞く。増田氏は、1979年にキティレコード入社後、アニメ・出版に携わり、2000年にはマッドハウスの代表に就任、現在は動画配信を主な事業とするフロントメディアの取締役である。 氏が座長を務める日本動画協会データベースワーキンググループは、先月、「アニメ産業レポー
![元マッドハウス増田氏が指摘、アニメ海外進出を阻む2つの危機 (1/5)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c92edc14622cf73af9b132931a15e1834eb8a924/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2011%2F03%2F22%2F910883%2Fl%2F55aee028595731d9.jpg%3F20200122)