再審で無罪となった人や家族で構成され、捜査機関が持つ証拠の全面開示などを求める「冤罪犠牲者の会」の設立式が2日、東京都内で開かれ、布川事件で再審無罪が確定した発起人の桜井昌司さん(72)は「当事者が一緒になって日本の司法を変えていきたい」と話した。 大阪市の小6女児焼死事件で無罪となった共同代表の青木恵子さん(55)は「仲間と共に被害者を助けていきたい」とあいさつ。足利事件で無罪となった菅家利和さん(72)は「警察や検察が間違っても、おとがめがないのが許せない。一つでも冤罪を減らしていきたい」と訴えた。