総務省は2011年8月9日、2011年版の【情報通信白書】を公開した。その多くは以前【携帯電話とパソコンの所属世帯年収別利用率(2010年分データ反映版)】でも紹介した「通信利用動向調査」の結果を元にしている。一方で、他にも色々な資料を元にした注目すべきデータを多数収録し、非常に読みごたえのある内容となっている。今回はその中から、「趣味や娯楽シーン」における「新聞購読」「テレビ視聴」の時間の移り変わりについて見て行くことにする(【該当ページ:第1章 ICTにより国民生活はどう変わったか(1)余暇行動のパソコンへのシフト】)。 今項目では日常生活を大きく「仕事シーン」「趣味・娯楽シーン」などに分割し、それらを合わせた全体を「全体シーン」と命名している。今件はそのうち「趣味・娯楽シーン」における、テレビ視聴と新聞購読時間の変移にスポットライトを当てている。 まずはテレビ視聴時間の推移だが、5年