WACC(ワック)とは、その会社の総合的な資金調達コストを表す指標です。 WACCは、Weighted Average Cost of Capitalの略で、日本語では加重平均資本コストと言います。 ファイナンス理論におけるDCF法では、割引率という概念が大事になってきます。 割引率とは、将来の現金を現在の価値に割引く際に使う係数のことで、「リスク」の大きさととらえることもできます。 ファイナンス理論における割引率の計算で、最もよく使われるのがWACCです。 この記事では、DCF法における割引率として活用されるWACCと、WACCの計算で重要となるCAPMについて解説していきます。 WACCの意味・概要 企業が事業を運営していく上で必要な資金には負債と資本があり、それぞれ調達のためには金利や配当金など、調達のためのコストが必要となります。 WACCは、資本にかかるコストと、負債にかかるコス
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