運用会社が、販売金融機関を通さず、投資信託を販売することを直接販売、略して「直販」と言います。その「直販」の方法のひとつとして、一般の生活者と直接触れ合う「勉強会」を中心に、「長期投資」「積み立て投資」によって資産形成を行なうことを啓蒙して、自らが運用する投資信託を販売するスタイルがあります。 こうした販売方法では、大手金融機関が全国で一斉に営業を展開するように多くの資金を集めることはできません。しかし、9社ある「直販系」運用会社が運用する10本のファンドには、ひとつの共通点があります。ファンドがスタートしてから1か月たりとも「資金流出超」にならず、純流入を続けていることです。「直販系」は長期投資を理解し、実践する投資家による良質な資金に支えられた「純増系」運用会社でもあるのです。 超小規模でも、運用できる仕組み このコーナーで通常は、ランキングするのは純資産残高30億円以上という条件をつ