献本いただいたもの。 ニコニコ動画の非同期な同期性を解説したオンラインの記事等が有名な濱野智史さんの本。 日本人による近年のウェブサービス・ウェブトレンド解説ということで、GoogleやYouTube、Twitterだけでなく、2ちゃんねる・Mixi・Winny・ニコニコ動画・ボーカロイド・ケータイ小説、などが対象とされ、なぜそれらのサービスや製品が日本のウェブで人気を博したのかが考察されている。 読んでいると、「この人どんだけ2ちゃんねるが好きなんだ」(僕も好きだけど)とか、「ニコニコ動画好き過ぎる」(僕も好きだけど)とか伝わってきてしまった。今の日本語のウェブをヘビーに使い倒している人たちの思考を知りたいという人にも、流行したサービスの何が良かったのかを知りたい人にも役に立つ点があるだろう。 非常に面白かった点: 爆発的ヒットとなったケータイ小説「恋空」のどこが「リアル」なのか、の考察