無限の状態のうち1つの状態を取る量子ビットを基本単位とする量子コンピュータ。その振る舞いは時に直感に反し、仕組みをしっかり理解するには数学を用いるしかありません。CodeZineを運営する翔泳社では、量子コンピュータを「なんとなく」ではなく厳密に理解するための『みんなの量子コンピュータ』を1月24日(金)に発売しました。 『みんなの量子コンピュータ』は、量子コンピュータの基礎理論を数学を使ってしっかり理解したい方のための入門書で、Chris Bernhardt氏による『QUANTUM COMPUTING FOR EVERYONE』(The MIT Press Cambridge)の邦訳です。 本書では量子ビットや量子もつれ、量子テレポーテーションなど、量子コンピューティングに欠かせないテーマが取り上げられており、その概念を数学で明確に理解することが目標に掲げられています。直感に反することも