店頭に現物を置かない「カード展示」は“諸刃の剣”か?:牧ノブユキの「ワークアラウンド」(1/2 ページ) 中小規模クラスの家電量販店舗で増えるカード展示 家電量販店の大型化というのは、ここ10年ほどのひとつのトレンドだ。飲食店やテナントを入れた売場面積1万平方メートルクラスの大型店がターミナル駅近郊を中心に続々とオープンしており、多くの店舗では書籍や玩具、旅行用品なども扱っていることから、家電量販店以外への影響も大きい。 こうした店舗では、あまりにもフロア面積を広げすぎたことで、かえって展示スペースがスカスカになっている事例も少なくないが、それでもあらゆる製品を展示できるだけの余裕があり、ゆったりとした通路も手伝って、多くの客が気軽に立ち寄れる雰囲気を醸成している。中小規模クラスの店舗は限られたフロア面積の中でこれら大型店に対抗しなくてはならず、苦戦を強いられている状況だ。 これらの動きに