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ブックマーク / blog.tinect.jp (110)

  • 「安定した職についた人たち」の価値が、暴落しつつある。

    かつては「安定した雇用」を獲得するために皆、全力を尽くした。学歴や就職活動など、「社会人になるまでのがんばり」が、人生における成功の条件の一つということが明らかだったからだ。 だが、今ではその条件も疑わしい。近年ではむしろ「安定した雇用」を獲得した人々の立場が危うくなっている。 「会社にしがみつくしか無い」 「その会社でしか通用しない」 そういわれることもしばしばである。 最近私が訪問した会社の経営者は、私にこう述べた。 「安達さん、当に仕事が始まるのは、実は35歳からじゃないかと思っているんです。」 「どういうことでしょう?」 「いやね、中途採用の募集をして、以前に比べて多彩なバックグラウンドの人に優秀な人が増えた、と実感しているんです。」 彼は、応募してきた方々のことを思い出しているようだ。 「複数の製造業でラインのマネジャーをしていた方、もう5社ほどのITスタートアップ企業を渡り歩

    「安定した職についた人たち」の価値が、暴落しつつある。
    nakaji999
    nakaji999 2015/08/04
    わかるわかる“「それに比べて、35歳になるまで、大企業の子会社にずっと居ました、とか、中堅の商社で10数年やって来ました、とかそういった経歴の人は、全く面白くない。」”
  • 仕事に必要なのはモチベーションではなく、プロ意識である | Books&Apps

    社員のモチベーションをどうやって上げるか、日々苦労している経営者、管理職は多い。 その証拠に、書店のビジネス書を見れば「社員のやる気」や、「動機付け」というテーマで埋まり、セミナーは悩んだ管理職でいっぱいである。 だが、仕事において当にモチベーションが重要なのか、といえば、そう思わない人も多い。 私が以前、「管理職研修」を営業した時、ある専門サービス業の経営者はこう言った。 「社員のモチベーションなど気にする必要は全くない。管理職研修など不要。」 いきなり全否定された私は、その理由を聞いた。 彼は言った。 「モチベーションは外から与えるものではなく、その人が自ら生み出すものだからだ。」 経営者は続けて言った。 「養うべきは、モチベーションではなく、プロ意識だ。これは徹底的に教育する必要がある。」 ■ また、ある時私は保険の代理店に訪問した。その会社は社員は10名程度、ほとんどが「おばちゃ

    仕事に必要なのはモチベーションではなく、プロ意識である | Books&Apps
    nakaji999
    nakaji999 2015/07/09
    “必要なのは、まずプロとしてのあるべき姿・規律などの行動規範。第二によく考えられた目標。そして最後にそれらを体現する模範的人物。これらが必要なことの全てであり、どれが欠けてもプロ意識は生まれない。”
  • 正しい成果主義と、間違った成果主義のちがいとは。

    成果主義はどこへ行っても評判が悪い。 私は人事コンサルティングをやっていたが、「成果主義」ほど従業員に評判の悪い制度はあまり見たことがない。逆に、経営者は概ね「成果主義」が大好きである。 なぜこのようない違いが出るのだろうか。これは、簡潔に説明できる。成果主義の意味するところが、経営者と従業員で全く異なるからだ。 まず、多くの経営者は成果主義をこう捉えている。 成果主義は、結果が出せなければ、給与が下がるシステム つまり、成果主義の主要なターゲットは、成果を出していない人に罰を与えるシステムとして利用している。注意すべきは「成果を出せば、給与が上がる」がメインではないという点だ。 逆に、多くの従業員は成果主義をこう捉えている。 成果主義は、結果を出すと、給与が上がるシステム つまり、成果主義の主要なターゲットは、成果を出している人に報いるシステムとして、捉える。経営者と反対に「成果を出さ

    正しい成果主義と、間違った成果主義のちがいとは。
    nakaji999
    nakaji999 2015/07/07
  • 「正社員のいない会社」の話。

    少し前訪問した、あるテクノロジー系企業が、少し変わった会社だった。社長、役員、フリーランス、そしてパートタイム労働者だけで事業を構成しているのだ。 つまり、「正社員」は一人もいない。 聞くと、「こういう会社は結構多い」とのこと。 どのように事業を運営しているか。具体的には次のようなものである。 1.経営戦略、企画、新規事業、研究開発、営業は社長と役員が成果主義で行う。 報酬は青天井。成果に応じて支払われる。役員は労基法の適用外とされており、労働時間に対しての対価はない。 社長の給与も会社全体の成果に連動しており、オーナーだからといって、お手盛りは許されていない。 2.実作業はフリーランスが行う。 こちらは契約によって成果が定義され、時間はどれだけかかろうがもちろん支払いは一定である。 だが、成果が定義されているので、一定の要件を満たすと割増の報酬があり、かなりの額を稼ぐことができる。安定し

    「正社員のいない会社」の話。
    nakaji999
    nakaji999 2015/06/13
  • 年収400万相当の人間を2人雇うより、年収800万相当の人間を1人だけ欲しいです、という会社の話

    ある経営者と、採用の話をしていた。考えさせられるところがあったので、ご紹介したい。 その経営者に「どのような人を獲得したいですか?」と聞いたところ、次のような答えが返ってきた。 「あまり沢山の人は必要ではありません。というか、できれば会社の人数は少ないほうが良い会社と思います。特に我々のようなテクノロジーの業界は、烏合の衆では困るわけです。 」 「なるほど。」 「フェイスブックの時価総額は23兆円、従業員はたったの1万人です。対して日立製作所の時価総額は4兆円、単体の従業員数は3万人以上。結局のところ、日立の従業員はフェイスブックの3倍なのに、時価総額は6分の1です。」 「ふーむ。」 「我々のような業界は、結局のところ優秀な人間がいれば、回ってしまう。というより、人を少なくするべきなのです。そのほうがマネジメントに係るコストも低くでき、コミュニケーションコストも安い。」 「…。」 「だから

    年収400万相当の人間を2人雇うより、年収800万相当の人間を1人だけ欲しいです、という会社の話
  • アウトプットを中心に据えると、スキルアップのスピードが上がるという話。

    つい先日、スキルアップや勉強方法についてのお話を、ある編集者の方とさせていただいた。 話が盛り上がったので、その時の話を書いてみたいと思う。 議論の焦点の一つは、スキルアップの手段として「インプット」が先か?「アウトプット」が先か?だった。 わかりにくいので、例を挙げよう。 例えば英語の勉強をする際に、「インプット」を先にする人は、「単語の勉強」「文法の勉強」「言い回しの勉強」を先にする。そして、ある程度それが頭に入ったところで、つぎに「実際にネイティブスピーカーと話してみる」という順番になる。 「アウトプット」を先にする人は、「ネイティブスピーカーととりあえず身振り手振りでもいいので話してしまう」が先にくる。その後、あとから「こう言えばよかったのか」「これを言ってみよう」と、補強するためのインプットをする。 数学も同じである。「インプット」を先にする人は、先に「教科書」を完璧に理解する。

    アウトプットを中心に据えると、スキルアップのスピードが上がるという話。
    nakaji999
    nakaji999 2015/01/30
    とりあえず作ってみて、JavaScriptの知識が全くないのに気づいた。きっとそういうことやな
  • 指示待ち人間と、自発的に動く人の差とは何か | Books&Apps

    ある会社の社長から「一人社員に問題児がいる」との相談があった。 問題児自体はどの会社にもいるのでさほど珍しくない。そこで「どんな問題を起こすのですか?」と聞いたところ、「周りの意見を聞かず、勝手に仕事を進めてしまう」と仰っていた。 ひとつの疑問が浮かんだ。 社長は普段から、「社員がなかなか自分から動かない」と言っていた。「もっと指示を待たずに、自分から動いてくれるといいのに」とも言っていた。 しかし、実際にそのような人が出てくると、今度は「周りの意見を聞かず、勝手に仕事を進めてしまう」と宣う。 では、その境界はどこに存在するのか。これはぜひ聞いてみたい。私はその社長に、 「自分から動いてくれる人」と、「勝手に仕事を進めてしまう人」の差って、何なんですかね。 と聞いてみたのである。 社長は言葉に窮したようだったが、少しずつ言葉を作っていった。 「うーん、はっきりとした言葉にするのは少し難しい

    指示待ち人間と、自発的に動く人の差とは何か | Books&Apps
  • 50歳以上しか採用しない会社の社長が言った、「人生の変え方」

    1週間ほど前に、おもしろいツイートが回ってきた。 これほどまでに人々を陰な気持ちに陥らせる画像が、今まであっただろうか pic.twitter.com/Av9LNVkdRi — さい (@saiculture) 2015, 1月 10 受験勉強を始める子供に見せる画像(当なのだろうか?)のようだが、よく出来ているな、と感じる。「子供の頃から勉強して、いい学校に入って、良い企業に就職すると、一生安泰だよ」というメッセージを伝えているのだろう。 さて、この画像の中で注目したいのが40歳の「もうここからは人生は変えられない」という一言だ。これを読んで、ある方の話を思い出したので、それを書こうと思う。 私は以前、殆どの社員が50歳以上、という会社に訪問したことがある。社長はすでに65歳を超えており、役員も軒並み60歳以上、普段はむしろ20代、30代の方々が多くを占める企業ばかりに訪問していた私

    50歳以上しか採用しない会社の社長が言った、「人生の変え方」
  • サラリーマンの副業の平均額は4.3万円。皆何やってるの?

    最近まわりで、「給料以外の稼ぎ」を得ている人が増えてきているように感じる。 インテリジェンス社の調べによれば、若手社員の5人に1人は副業をしている、という。 若手社員の5人に1人が副業、リーマンショック時より減少 業の稼ぎを補う副業イラスト制作など趣味の延長として行っている人も少なくないが、どのくらいの人が副業を行っているのだろうか。 インテリジェンスの調査によると、25~39歳のホワイトカラー系正社員のうち「副業をしている」割合は20.1%と、5人に1人が行っていることが分かった。男女別にみると、男性(17.4%)より女性(27.9%)の方が副業を行っている割合が高くなっていた。(Business Media 誠) 個人的な感覚としては正直、「もっと多くの人が副業をしていてもおかしくない」思う。 また、最近では大手企業も、「副業」を容認する傾向だ。 製造大手10社が副業容認 日産、富

    サラリーマンの副業の平均額は4.3万円。皆何やってるの?
  • 中途採用面接の志望動機が「給料アップ」でも採用された人の話

    私が面接官を手伝っていた時、印象に残った出来事がある。 その日は午前中に中途採用の面接があった。面接を受けにきた応募者は31歳、年収450万のエンジニアである。彼は過去に2回、転職をしており、もし我々が採用を行えば4社目、ということになる。 彼のスキルは特に低くもなく、高くもなくといったところで、年齢相応のスキルと言った感じだ。 音を言えば、私が面接を手伝っていた会社は30前後のエンジニアが欲しかったので、彼の応募は有り難いものであった。 面接が始まり、役員の一人が質問をする。 「なぜ、転職を考えたのですか?」 通常であれば、ここで返ってくる回答は、「上流工程をやりたかったので…」であったり、「お客さんと直接話せる仕事がしたかった…」など、当り障りのない回答がほとんどだ。 しかし、彼は違った。開口一番、 「はい。もっと給料が欲しかったからです」 と言ったのだ。 通常であれば面接の際に志望

    中途採用面接の志望動機が「給料アップ」でも採用された人の話