大手居酒屋チェーンの業績が悪化している。ワタミは売り上げが前年比7%減で、上場以来初の赤字となった。はなの舞などを運営するチムニーは4%減、甘太郎のコロワイドは3%減であった。背景の一つには若者の酒離れがある。 価格comの調査では、週に1回程度しか飲まない、あるいは全く飲まない人の割合は50代が19%、60歳以上が17%であるのに対し、20代では48%にもなっている。また、若者が飲酒をする場所で最も多いのは自宅または友人宅で、外での飲酒は敬遠される傾向がある。一方、高年齢の層では外での飲酒の機会が比較的多いが、若者向けのメニューが多い大手居酒屋はやはり敬遠されがちである。 若者の外食離れは景気低迷で説明されることが多いが、面白いのは、あまり飲まない若者でも、美味しい酒やビールに金を使っている点である。例えば、ビールを購入する際の基準は圧倒的に味の良いことが支持されており、単価の高いエビス
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