ブラジル・サンパウロ(Sao Paulo)で、女性への暴力に抗議する女性(2013年3月8日撮影、資料写真)。(c)AFP/YASUYOSHI CHIBA 【6月21日 AFP】世界の女性の3人に1人以上がDV(配偶者、恋人などからの暴力)の被害に遭っており、アジアと中東で最もその割合が高いという調査結果が20日、世界保健機関(World Health Organization、WHO)より発表された。 WHOによると、女性に対する暴力の横行とその健康への影響に関して、史上初となる世界規模のデータによる組織的な研究を行った結果、パートナーから虐待を受けている女性の割合は全世界で30%に上るとの結果が得られたという。 WHOは要因として、被害者が名乗り出るのを妨げるタブーや、医療、司法制度の欠陥、男女間の暴力を大目に見てもよいという考え方などを挙げている。 ■アジア、中東では4割近くの女性が