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ブックマーク / www.nahitech.com (3)

  • 部品の豆知識 - バリオーム、なんで2番と3番のピンをつなぐ?

    バリオーム、なんで2番と3番のピンをつなぐ? ひとことで言えば、フェールセーフです。 右のような回路をよく見かけます。可変抵抗や半固定抵抗の3番のピンはつないでもつながなくても同じではないか?という疑問を誰しも持たれるかと思います。じつは、この接続には深いわけがあるのです。 可変抵抗や半固定抵抗は電子部品でありながら、機械的な動きを伴う希な部品です。機械的な動きを伴うために、接点が磨耗する、衝撃に弱いという欠点をもちます。接点の磨耗によってバリオームはガリオームになります。これは、古いオーディオの音量調節ボリュームを回すとガリガリという音がすることから名づけられたと思われます。 さて、このガリオームの正体は、接点の磨耗によって、接点が接触不良を起こすことにあります。ボリュームを回していくと、2番ピンが電気的に絶縁された状態になってしまうことがあるわけです。 このとき、右の図のような接続です

  • 電子回路の豆知識

    ◆定電流回路 定電流回路はオペアンプの動作を理解する上でうってつけの回路です。ただ、普通オペアンプはあまり出力電流を流すことができないので、出力増強のトランジスタやFETをつけて使います。 ◆この回路の動作 電流を吸い込むタイプの定電流回路です。どこかから流れてきた電流がトランジスタのコレクタに吸い込まれます。吸い込まれた電流はすべてエミッタに流れるはずです。この電流をICとします。 コレクタに流れ込む電流とエミッタから流れ出す電流はほぼ等しくなっています。なぜかというと、トランジスタのhfeはおよそ100くらいあるので、ベース電流はコレクタ電流の100分の1しか流れないからです。そういうわけで、エミッタに流れる電流はICとほぼ等しくなります。正確に計算するときはhfeをちゃんと考えなければなりませんが、普通は1%くらいの誤差ですみます。 この電流ICは抵抗Rを通じてアースされます。そのた

  • 部品の豆知識 - JFET、MOSFET(エンハンスメント、デプレッション)、それぞれの違い

    JFET、MOSFET(エンハンスメント、デプレッション)、それぞれの違い トランジスタ回路の設計ならできるけど、FETはちょっと苦手という人はおおいのではないかと思います。その理由の一つにはFETには接合型(J-FET)やMOS型があり、さらにMOS型の中にはエンハンスメントやらデプレッションやらあってややこしいからではないかと思います。またFETはよく「負の電圧をかけなければならない」と紹介されますので、先入観から敬遠してしまいがちです。 そこで、FETはトランジスタと同じように使いやすい部品なんだぞということを紹介するために、このページを書きました。 FETの図記号 J-FET(ジャンクション:接合型)の回路図での記号は下の図のように書きます。

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