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ブックマーク / science.srad.jp (12)

  • 神岡鉱山の地下に重力波望遠鏡「KAGRA」完成 | スラド サイエンス

    岐阜県飛騨市の神岡鉱山はニュートリノ観測施設「スーパーカミオカンデ」で知られるが、その同じ神岡鉱山跡地に大型低温重力波望遠鏡「KAGRA」が完成し、報道陣に公開された(プレスリリース、 毎日新聞の記事、 YOMIURI ONLINEの記事、 朝日新聞デジタルの記事)。 KAGRAは地下200m以深に掘った片腕3kmのL字型トンネルを利用する巨大なレーザー干渉計で、重力波の到来による2点間の距離の変化を検出する。今年度中に試験観測を開始し、2017年には格観測を開始する予定だ。なおKAGRAとは「神岡」のKAと重力をイメージする「Gravity」や「Gravitational wave」のGRAを組み合わせたもの。 重力波は質量を持った物体が動いたときに発生すると考えられている空間の歪みであり、アインシュタインの一般相対性理論によって存在が予言されているがいまだに直接観測されたことはない。

  • NASA の惑星間インターネットを実現するDTN | スラド サイエンス

    NASA が開発を進めてきた「惑星間インターネット」。先月には国際宇宙ステーション上のノートパソコンから、ドイツの欧州宇宙運用センターにあるレゴのロボットを制御するというデモが行われた。軌道上の宇宙船から隔惑星の表面上に降下させたロボット探査車を制御するというシナリオをシミュレートすることが目的だったとのこと (AnewDomain の記事、ITProProtal.com の記事、家 /. 記事より) 。 惑星間インターネットでは、Vint Cerf 氏と JPL (ジェット推進研究所) が開発したDTN (Delay Tolerant Network) とBundle Protocol (BP) を使っている。TCP/IP との差は、宇宙空間のような伝送遅延や伝送失敗、通信切断が多発するような劣悪な通信環境でもエンドツーエンドの情報伝達を可能にするものらしい (通信ソサイエティマガジン

    nanakoso
    nanakoso 2012/11/15
  • 100 年後の日本には「雨期」ができている? | スラド サイエンス

    東京大学の研究グループが、地球温暖化による日の将来の気候変化を予測した結果をまとめた。それによると 100 年後は梅雨が長引き「雨期 (雨季)」となり、また台風の上陸数は減るという (MSN 産経ニュースの記事より) 。 この結果をまとめたのは大気海洋研究所の高薮縁教授らによる研究グループ。12 カ国の気候モデル 24 個について過去約 20 〜 100 年間のデータをベースにシミュレーションを実行、予測を立てたという。 これによると、「梅雨は 7 月中旬まで長引き雨期となる」「台風の軌道は東よりになり日への上陸は減る」「春一番は立春直後に」などといった予測が得られたそうだ。

    nanakoso
    nanakoso 2011/10/17
    梅雨と秋雨は雨季。何日×何mm以上の長雨は雨季と呼ぶっていう気象学会とかに基準でもあるの?
  • 食べ物が遺伝子の発現に直接作用する | スラド サイエンス

    摂取した物由来の遺伝物質が、遺伝子の発現に直接作用することが明らかになったそうだ(nature.comに掲載された論文、 DISCOVER blogsの記事、 家/.)。 中国の南京大学の研究チームが、ヒトの血液に含まれるmicroRNA(miRNA)を調べていたところ、その一部が植物由来であることに気付いたという。最も多くみられたのはコメのmiRNAであり、被験者が事から摂取したものであることが分析の結果確認されたとのこと。 miRNAは遺伝子の発現を制御する機能を持っているとされており、コメのmiRNA「MIR168a」を細胞内に入れるとLDL受容体レベルが低下したそうだ。これはLDL受容体のアダプタータンパク質「LDLRAP1」のmRNAとMIR168aが結びつき、LDLRAP1の発現が抑制されたことによるもので、結果としてLDLコレステロール(悪玉コレステロール)値が上昇する

  • 単一光子が作る単一電荷とスピンの検出に成功 | スラド サイエンス

    量子状態を操るのは,光が一番簡単です. 最近では単一光子を発生させられますし,entangleした光子対なども簡単に作れる,縦偏光-横偏光だの円偏光の右巻き左巻きといった二状態を量子ビットとしたような系も簡単に実現できる.演算面を見ても偏光素子での偏光の分割,ビームスプリッターによる分割(単一光子の場合,経路Aに進んだ状態と経路Bに進んだ状態の重ね合わせが作れる),またその逆過程によって複数の状態を重ね合わせる(異なる経路を通ってきた光をビームスプリッタに入れて一つの光にする)とかが出来ます.検出も,単一光子検出が簡単にできるので問題なし.また量子状態の保持時間も尋常じゃなく長く,固体中などに入れない限り事実上どこまでもその量子状態を保ったまま進んでいく. ところが問題が一つあって,文字通り光の速度で飛んで言ってしまう,ということです. このため,データをバッファしておいて必要なときに演算

  • P!=NP 予想、証明されるか ? | スラド サイエンス

    家 /. 記事によれば、HP Labs の Vinay Deolalikar 氏が P≠NP 予想の証明に関する 100 ページに上る論文の草稿を複数名の様々な分野の研究者に送っており、今週中にも最終稿が公開されるとのこと。 Scribd で公開されている論文は人のあずかり知らぬところでアップロードされたものらしく、また、Deolalikar 氏は過去にもこの分野の論文をいくつも執筆しているようです。P≠NP 予想は 2000 年にクレイ数学研究所のミレニアム懸賞問題の一つに挙げられており、100 万ドルの懸賞金がかけられています。 タレコミ人は門外漢なので重要そうとしか知りません。この予想それ自体の意味とか、証明の意義とか、コメントお願いします。

  • 染色体末端構造の研究にノーベル医学生理学賞が授与される | スラド サイエンス

    2009年度のノーベル医学生理学賞はエリザベス・H・ブラックバーン、キャロル・W・グライダー、ジャック・W・ショスタクの3氏に贈られると発表された(プレスリリース)。 受賞理由は『テロメアとテロメラーゼによる染色体保護機構の発見』で、真核生物における染色体分裂時の保護機構の研究。 真核生物では染色体が直線状の構造を取るが、この染色体はDNAの二重らせん構造によって構築されている。DNA複製時には一方のDNAを鋳型として5'から3'という一定方向にのみ複製が行われ、数残基の足場が必要なために分裂ごとに数塩基ずつ染色体が短くなる可能性が示唆されていた。 ところが実際には染色体の長さは一定に保たれ、しかも一定配列(TTGGGG)が繰り返されていることから、何らかの機構があると考えられていた。 今回受賞した研究は上記DNA配列の発見とこの機構を実現するテロメラーゼの発見に対して与えられている。細胞

  • 菌類にかもされた木材を使い、名器「ストラディバリウス」を超える音色を作りだす | スラド サイエンス

    ストーリー by hylom 2009年09月18日 11時35分 普通の木材で作ったバイオリンも入れて実験してほしいなぁ 部門より バイオリンの世界では、「ストラディバリウス」と呼ばれる楽器が名器として知られている。これは、イタリアのアントニオ・ストラディバリが製作したもので、その音色には使用されている木材が大きな役割を果たしているとされている。 ストラディバリウスで使用されている木材は、中央ヨーロッパで1645年から1715年の間厳しい気候が続いた際のものであり、この頃の樹木は成長が遅かったたため木目が均一であるという特徴をもつそうなのだが、スイスの研究者らが細菌を利用し、このような「木目が均質な木材」を作り出すことに成功したそうだ(ScienceDaily、家/.記事)。 この特殊な菌類は木材の細胞構造を変化させ密度を低下させ、均質性を向上させるという。この処理を施した木材を使いバ

  • 素数の分布は「ベンフォードの法則」に従っている | スラド サイエンス

    素数の出現パターンは「ベンフォードの法則」に従っていることが分かったそうだ(家記事)。 「ベンフォードの法則」とは、ある数値群をみたとき、最高桁が「1」である数値は(15や189や1088など)は全体の約30%、「2」であるものは約18%、「3」であるもの約12%・・・「9」であるものは約5%という割合になっているという法則である。この法則は物理学者フランク・ベンフォードが1938年に発見した分布法則であり、市場分析や不正検出アルゴリズムなどにも応用されているものである。 スペイン数学者がBartolo LuqueとLucas Lacasaは素数にもこの法則が当てはまることをこの度解明したそうだ(論文要旨)。 ベンフォードの法則って何?という方もいらっしゃるかと思うが、日語であれば「はまぐりの数学」、英語であればWikipediaの項目「Benford's law」あたりに詳しい説明

  • 量子ペア間の量子的相関を画像化する技術 | スラド サイエンス

    スイス、アメリカ合衆国などからなる国際的な研究チームが量子ペア間の量子的相関を画像化する技術を開発した (家 /. 記事より) 。この技術は単一光子アバランシェダイオード (SPAD:Single Photon Avalanche Diode) を CMOS 技術に実装し、強度相関を「視覚化」することに成功したという点が新しいとのこと。 この技術を応用してボース=アインシュタイン凝縮の実証に役立てられるのではないかと考えられているとのこと。論文は New Journal of Physics に掲載されており要旨、全文ともに公開されている。 物理学を専攻していない人にも分かるような研究の背景について、Performance Agora のエントリーで著者の一人、Neil Gunther が説明している。興味のある方はこちらもどうぞ。

  • デアゴスティーニ、太陽系儀キットを発売 | スラド サイエンス

    デアゴステーィニ・ジャパンは「週刊 天体模型 太陽系をつくる」を 1 月 13 日に創刊した。52 号で完結予定。 「謎の円盤 UFO」で、ストレイカー司令官の部屋に設置された太陽系儀に惹かれるものがあったタレコミ子ですが、廉価な「ホームスター GLOBE」も欲しくて困ってしまいます。 創刊号から 20 号まで購入すると専用工具セット (ブロアーブラシ、ドライバー、ほこりブラシ、磨き布、それに工具ケース) がもれなくプレゼント。Web から定期購読を申し込むと作業用マットももれなくプレゼントされるとのこと (キャンペーンのページ) 。まあお得 !

    nanakoso
    nanakoso 2009/01/26
    >地球の自転エネルギーを月の公転エネルギーに受け渡ししている、という言い方もできます。
  • 陽炎の揺らぎを利用する望遠鏡、6cmのレンズで1km先の人物を識別可能 | スラド サイエンス

    陽炎(かげろう)の光の揺らぎを利用して、より遠くまで見える双眼鏡が開発されている(New Scientist、家記事、実例画像を含む資料)。 超解像度視覚システム(SRVS:Super-Resolution Visionary System)というこの双眼鏡は、熱で空気が暖められたときに発生する揺らぎをキャプチャし、デジタル処理で再構成することで、より遠くのものを識別できる仕組みとなっている。この技術を用いれば現在の回折限界も打破でき、6cmのレンズで1km先の人物の顔を9割の正確さで識別できるようになると期待されている。

    nanakoso
    nanakoso 2008/09/01
    >陽炎によって偶然に拡大された映像の一部などを利用して超解像を得るって話ね。すげぇな。
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