リクルートテクノロジーズの水野一郎氏らは、見えにくかった運用作業を約70項目に整理・ポイント化し、トータル作業時間から生産性を把握。適切な人員配置や、生産性低下の原因究明などにつなげている すぐに終わる作業は管理対象外 利用部門からの作業依頼は、1カ月当たり約1000件あった。このうち700件は、新規ユーザーID発行など、すぐに終わる定型作業である。実は水野氏らは、これらの作業を管理対象から外した。「すぐに終わる作業は時間や生産性ではなく、件数を見れば管理できる。これらを含めて管理すると、計測件数が多くオーバーヘッドが大きい」(水野氏)からだ。 捉えるべきは、見えにくかった残り300件の非定型作業だ。運用担当者は約60人、このうち非定型作業に当たっている担当者は30人である。このチームの生産性を把握することを水野氏らは目標とした。 まず取り組んだのは、非定型作業の整理である。これは図に示す
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