HOME お知らせ 三浦九段不正疑惑について、渡辺明竜王を弁護する 平成29年2月26日 弁護士法人横浜パートナー法律事務所 代表弁護士 大山滋郎 1. 初めに (1) 観戦記者 小暮克洋氏からの依頼 将棋観戦記者 小暮克洋氏から、弁護の依頼を受けた。小暮氏は、大学将棋部時代からの30年来の友人である。将棋の渡辺明竜王を、ネットなどの攻撃から、「弁護」して欲しいという依頼である。 私は独立して10年、刑事弁護を中心に業務を行ってきたが、本件は「刑事弁護」ではない。ネットでの「世論」に対して、渡辺竜王を「弁護」することになる。そんな「弁護」などしたことがない。 (2) 「刑事弁護人」としての決意 本件を引き受けるにあたり、相当のためらいはあった。ネットを見れば、渡辺竜王を「有罪」とする意見が9割を超えていた。「竜王位を返還させろ。」などは良いほうで、「引退させろ。」「除名しろ。」などとい