3月30日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で報じられた渡辺謙の不倫報道。しかし意外だったのは、このスキャンダルをスポーツ紙や各局のワイドショーが揃って後追いしたことだ。 というのも渡辺の所属事務所ケイダッシュは、芸能界のドン・周防郁雄率いるバーニングとつながりの深い大手芸能プロであり、バーニング、ジャニーズと並び芸能マスコミにも絶大な影響力のあるコワモテ事務所として知られているからだ。 そんなケイダッシュ所属の、しかも世界的にも評価の高い大物俳優の不倫、となれば、大手プロの顔色を伺うスポーツ紙、ましてやワイドショーが報じるはずがないと思われたが、まさかのそろい踏み。しかもその報じ方は“サラっと”したアリバイ的なものではなく、かなり大々的でもあった。「文春」の記事を詳報するのはもちろん、渡辺謙の胃がんを妻・南果歩が支えたこと、南が乳がん闘病中であることなども過去映像を使いながら放送し、なのに、