3世代目を数えるロードスターは、昨年末に大がかりなマイナーチェンジを行なっている。 2005年に登場したNC型の初期モデルには、チューニングカーも含め頻繁に乗る機会があったのだが、どうにもハンドリングがトリッキーで、乗るたびに頭の中で疑問符が増えていったというのが正直なところだ。 その後、しばらくロードスターに乗る機会がなく、ひさびさに乗ったのが今回。マイナーチェンジから半年あまり、遅ればせながら試乗することができた。そして、ドライブフィールが予想以上に洗練されていることにインパクトを受けた。 変更点は多岐におよび、見た目もだいぶ変わったが、中身はもっと変わっていた。レブリミットが引き上げられたエンジンは、明らかに気持ちよさが従来よりも増している。マイナーチェンジでクランクを新しくするなんて、かつて聞いたことがないし、実際、高回転域まで伸びやかな加速感を生み、頭打ち感がなくなったのは大歓迎