パリから遠く離れた海辺の町にその男はいた。白髪を揺らしながら、ペンを走らせる。風刺画の巨匠・ヴィレム氏。75歳になったいまも精力的に描き続け、『シャルリ・エブド』紙に寄稿している。 「毒にも薬にもならないことは描かないよ。俺には言いたいことがある。反応が欲しいんだ。暴力的な反応はごめんだけどね」。 (Yahoo!ニュース編集部)
パリから遠く離れた海辺の町にその男はいた。白髪を揺らしながら、ペンを走らせる。風刺画の巨匠・ヴィレム氏。75歳になったいまも精力的に描き続け、『シャルリ・エブド』紙に寄稿している。 「毒にも薬にもならないことは描かないよ。俺には言いたいことがある。反応が欲しいんだ。暴力的な反応はごめんだけどね」。 (Yahoo!ニュース編集部)
■東西の組体操指導の権威が発言学校における組体操の事故をめぐって、東西の組体操の専門家が積極的に見解を表明している。教育行政の対応が注目されるなか、注視すべき重要な情報発信である。 東西の専門家とは、一人が兵庫県伊丹市の公立中学校教員である吉野義郎氏である。中学校の体育教師として、10段の人間ピラミッドを指導し、Youtube上でも数多くの指導用動画を公開し、これまで新聞やテレビにおいても実名でたびたび登場している。今日の学校現場における組体操ブームの先駆けであり、カリスマ的存在である。先月、「組体操安全実施を進める会」(詳細はこちらの動画)を立ち上げ、合わせて、今日の組体操批判に対する見解を新たにYoutube上で公開している(複数本公開、1本目はこちら)。 そして、もう一人の専門家が、日本体育大学教授(体操研究室)の荒木達雄氏である。組体操[注1]を含む「体操」指導の権威であり、日体大
先日、首都圏青年ユニオンの委員長の神部さんとブラックバイト対策の講義をする企画がありまして、その際に神部さんから寄せられた一つの事例を紹介します。 ※講義の模様は末尾に動画を載せますので、興味のある方はどうぞ。 実際の給与明細書まず、画像をご覧下さい。 これはあるポスティング会社でアルバイトをしていた方の給与明細書です。 注目点を拡大します。 さて、分かりますでしょうか? 注目すべき点を赤で囲みました。 そうです。 この会社は、無断欠勤1回につき、3万円を罰金としているのです。 無断欠勤1回につき3万円の罰金?!この給与明細書によると、2回無断欠勤をしたとして、6万円の罰金が科せられているということになります。 ちなみに、この事案では、アルバイトの人は病気になったので休むことを上司に言ったのですが、伝達ミスで社長に伝わらなかったことで、無断欠勤とされているということのようです。 もっとも、
国会答弁でのヤジ騒動と、オリンピックエンブレム騒動には共通点がある?(写真:YUTAKA/アフロスポーツ) 保育園落ちた騒動の波紋が続いているようです。 私自身は保育園問題についての専門家ではありませんので、この話題について言及するかどうかはかなり悩んだのですが。 どうにも今回の騒動に対する政治家の方々のリアクションが、あまりに本質から外れてる気がして気になるので、遅ればせながら問題提起してみることにしました。 直近で話題になっていたのは、こちらの杉並区議の炎上騒動。 ■「『保育園落ちた日本死ね』は便所の落書き」田中裕太郎・杉並区議のブログに批判続出 要はこちらの杉並区議の方からすると、「インターネット上に「日本死ね」などと書き込む」人は不心得者であって、「そんな便所の落書きをおだてる愚かなマスコミ、便所の落書きにいちいち振り回される愚かな政治家」が問題だということが言いたかったようです。
2005年12月に発生した栃木女児殺害事件の裁判員裁判で、検察は禁断の「Nシステム」を証拠として使った。捜査の取りまとめを担当していた警察官に「Nシステム」で得た情報を示し、被告人車両の動きを証言させるというものだ。 事件への関与を全面的に否認している被告人が、遺体発見当日の未明から明け方にかけ、自宅のある栃木県方面と死体遺棄現場のある茨城県方面を往復している、という事実を立証しようというのが検察の狙いだ。 ただ、異例の事態であることは間違いない。「Nシステム」は表に出してはならない“禁じ手の証拠”とされてきたからだ。なぜか――。 「Nシステム」とは 「Nシステム」の「N」は車両のナンバーのことであり、正式名称は「自動車ナンバー自動読取装置」という。高速道路や国道、県境付近のほか、空港や発電所、自衛隊や米軍基地といった重要施設周辺にある特定の道路上の全車線(高速道路では路肩も)に設置され、
【GoHooトピックス2月25日】日本人ムスリムが周囲との摩擦に悩んできた姿に焦点を当てた毎日新聞の年頭企画記事について、同社の社会部統括副部長らが2月21日、取材を受けた弁護士の林純子さんと会社員の女性に面会し、記者が事前に原稿を確認する約束を守らなかったことや取材に不十分な点があったことなどについて「誠に残念であり申し訳なく思っております」などと述べて陳謝した。 林さんは記事掲載直後にフェイスブック上で、事実誤認や意図と異なる表現が多々あり「非常に残念」と表明していた。林さんらは日本報道検証機構の調査に応じ、取材時に言っていないことが本人の言葉や思いであるかのように記され、記事全体の印象が実態とかけ離れていると指摘。当機構が質問状を出し、毎日新聞社による今回の対応に至った。しかし、林さんらは「重大さを認識しているように思えない」などと同社の対応に納得しておらず、第三者機関「開かれた新聞
学校で相次ぐ組体操事故について、高層化の規制や中止の対策をとる動きが今月に入り相次いでいる。重大事故を防ぎにくいとされるタワーやピラミッドを中止することにした大阪市教委に続き、千葉県柏市と流山市の教委が小中学校での組体操の全面中止を決定。松戸市も中止を検討していると報じられている。特に、小中学校の校長会が地元の病院の救急医が発表した組体操事故の実態をエビデンスとして規制を判断した松戸市教委の例は、他の地域にも大きく影響を与えそうだ。 そんななか、2年前に小学校で組体操の練習中に後遺症の残るほどの大けがを負った中学生が、馳文科相に宛てて手紙を書いた。「先生が 絆だから! 絆なんだよ!」と言いながら練習をさせていた実態を明らかにし、相次ぐ組体操事故について国に無責任な検討で済ませないよう強く求める内容がつづられている。手紙はすでに大臣側にすでに渡っており、書いた本人の許可を得て、文末に全文を記
■一週間で大きな方針転換組体操の規制をめぐって、ついに国が動き出した(2月5日「馳文科相、『組み体操』中止を検討」産経新聞)。 インターネット上で2014年5月に組体操事故問題に火が付いてから1年10ヶ月。文部科学省は静観の態度を貫き続け、さらにはつい先日の1月下旬の時点でも、「文科省としては独自調査や規制はしない」(1月29日『東京新聞』)ことを義家文科副大臣が表明したばかりであった。それだけに、突然の方針転換と言うことができる。 いったい何が、文科省に方針転換を決断させたのか。その背景に迫った。 ■「学校独自に判断すべき」から「文部科学省として取り組むべき」へ上述の「独自調査や規制はしない」という説明は、副大臣オリジナルの主張ではない。 前文部科学大臣である下村博文氏は在任時に、「それぞれの学校が独自に判断されること」[注1]と述べ、また現在の大臣である馳浩氏も「文部科学省が全て上から
「想定外の未来をつくる!10代のメディア」として2015年11月よりスタートしたウェブメディア『青春基地』が、有名人の名言だけでなく、『Twitter』や『Tumblr』などからテキストや画像の無断引用がかねてより問題視されているアカウント「@Copy__writing」の中の人のインタビューを掲載し問題視されている。 @Copy_writing中の人インタビュー!「インターネットは、すべての話を良い方向に持って行こうとする傾向があるけど、暗いことは暗いことでいいじゃない、と言いたい」 個人的には、「言葉は好きですか」という質問に対して、以下のように返答していることがすべてを物語っているように感じた。 F:大好きだよ。普段はプロデューサーとして広告を作る仕事をしていて、コピーライターや、アートディレクションもやってる。仕事道具であるし、一方で絶対に自分のものでなくて他人のものであるという考
「痴漢抑止バッジ」が有効な理由昨年11月、「痴漢被害に遭い続けた女子高生が考案した「痴漢抑止バッジ」が大人を動かした」という記事で紹介したクラウドファンディングだが、この活動はさらに大きな反響と関心の輪がひろがっている。これは実際に痴漢被害に遭っていた女子高生とその母親が、「被害が遭ってから犯人を捕まえるのではなく、被害を未然に防ぎたい」という気持ちから考案したカードが元となったものだ。 「こんなカード(バッジ)で痴漢被害が防げるのか?」という疑問を持たれる方もいるかもしれないが、この女子高生は実際にカード(バッジ)をつけてから、被害にまったく遭わなくなったという。 クラウドファンディング主催者らの聞き取りに対して、性障害専門医療センターの担当者は、「痴漢常習者の中には『女性が嫌がっていて声が出せない』ということが理解できない人もいる。むしろ『避けていないのだから喜んでいるのだろう』と考え
Twitterでこんな話が話題のようです。 Togetter:ソマリアの海賊を壊滅させたのは『すしざんまい』の社長だったという、なんかスゴイかっこいい話に驚きの声 このTogetterまとめでは、すしざんまいの木村社長が、ソマリアの漁民にマグロ漁を指導し買い取ることで、海賊から漁民に戻したという趣旨の事が述べられています。21日19時30分現在、このまとめは29万もの閲覧数があり、ネットで注目を浴びている記事のようです。 ソマリア沖・アデン湾における海賊は、2000年代後半から国際問題となっておりました。近年になり、当該地域における海賊被害が激減していますが、それに木村社長の功績だと言うのです。事実とすれば偉大な業績でしょうが、本当でしょうか? ソマリア海賊被害は減少した?先のまとめの元ネタは、すしざんまい社長のインタビュー記事のようです。 ハーバービジネスオンライン:すしざんまい社長が語
「夫の親と同居」なら結婚したくない政府が「一億総活躍」を掲げ、希望出生率1.8%達成のための施策として出てきた「3世代同居」への支援。この政策の効果について、疑問視する声があがっています。ここでは女性たちのホンネから見えてくる「3世代同居」の難しさについて触れたいと思います。 明治大学の加藤彰彦教授は、政府の意見交換会に「伝統的拡大家族が出生率向上につながる」とする見解(資料)を提示しました。これに対し、山口一男・シカゴ大教授が、「夫の親との同居」が第2子目、3子目の出生率を高めるとする加藤氏の元データは「夫の親との同居の場合、妻の希望以上に、出産を促される家庭の規範環境がある」からではないかという解釈(記事)を展開するなど、波紋が広がっています。 確かに、嫁姑間の確執は古くから語られる問題。夫の親との同居と出生率の相関は舅姑からのプレッシャーなど女性たちの「我慢」を前提している可能性があ
来る11月22日(日曜日)、大阪府知事・市長の同日選挙が行われる。今回、筆者が代表を務める報道ベンチャーのJX通信社では、この「大阪ダブル選」に合わせて、大阪市域・大阪市長選に絞った情勢調査を告示前、序盤、中盤の3度行った。 その結果見えてきた情勢は、大まかにまとめると以下のようになる。 中盤にかけて吉村洋文氏(大阪維新の会公認)が勢いを増し、柳本顕氏(自民党推薦)が追う展開吉村氏の勢いは「テレビ討論ウィーク」を挟んで急加速した足場の自民支持層を固める戦いを強いられる柳本氏、伸びしろを追求する吉村氏 今回の大阪ダブル選に関する世論調査は、共同通信と大手紙各社が中盤の1度ないしは告示前も含め2度行っているが、紙幅の限界もあってか「どのタイミングで」「なぜ」情勢が変化したのかが分かりづらい。そこで、JX通信社では告示前、序盤、中盤の3度に渡り調査を実施し、その変化を踏まえて大阪市長選の情勢と争
■雑誌の記事やドラッグストアでも目にする酵素このところ健康関連の情報に「酵素」という文字をよく見かけます。先日、ドラッグストアに入ったところ、酵素が摂れることをうたったサプリメントを紹介するコーナーが作られていて、現代人では不足しがちな栄養素である酵素という大きなPOP付きの宣伝がされておりました。また、雑誌などをめくると「朝の生ジュースでたっぷり酵素をとりましょう」、「加工食品の摂り過ぎで酵素不足になる」というような酵素を特集した記事も目にすることが増えているように思います。 これだけ酵素が推されていると、いままで酵素のことを気にしたことがなかった人でも、もしかすると私も酵素不足かも?と心配になってしまうかも知れません。 今回は、酵素は食べないと不足するのか、そもそも酵素って何なの?という基本的な疑問について簡単に説明してみようと思います。 ■酵素は栄養素?酵素というものはありとあらゆる
「事件」相当の八尾市立中学校の事故9月30日、社会学者の内田良さんがYahoo!ニュース個人で掲載した記事「10段の組体操 崩壊の瞬間と衝撃」が、大きな波紋を投げかけた。これまでにも内田氏は組み体操の危険性を幾度も伝えていたが、それにもかかわらず学校の体育祭で事故が起きてしまったのである。 今回の内田氏の記事がそれまでに増してインパクトがあったのは、そこにYouTubeの事故映像へのリンクが貼られていたからだ。それは極めて衝撃的な映像だ。100人以上で10段に積み重なった6~7メートルの高さの人間ピラミッドが、一瞬のうちに崩れ落ちる。さらにその後、ひとりの生徒が教員に連れられて退場していく。その生徒の右腕は、おかしな方向に曲がっている。それがひどい骨折であることは、この映像ですでにわかっていた。 【※以下の映像には怪我人が写っているので閲覧には注意】 即座にマスコミ各社が取材を進め、その日
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