インダス文明の存在が初めて認識されるきっかけとなったハラッパー遺跡。人口約8万人の大都市として栄えた。 Photograph by James P. Blair, National Geographic 今からおよそ4000年前に、現在のパキスタンからインド西部の一帯に栄えたインダス文明。都市計画の行き届いた居住地をはじめ、精巧な宝飾品や、当時としては最高度の排水溝設備など、極めて高かった文明の水準がうかがわれる。だが、文明を築き恩恵を享受していた人々については、今なお多くが謎に包まれている。 都市を築いた世界最古の文明の1つ、インダス文明では文字も使われていたが、未だ解読には至っていない。ビーズや陶片などの工芸品を丹念に調査し、さまざまな手掛かりを得ようと努力が続いている。 別の視点からの取り組みが求められている中、墓地の遺跡から発掘された人骨に注目が集まっている。最新の研究結果によると
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